蓄電池を無料置くだけ。電気代が月3,000円もお得になる、夢のサービス「auでんち」スタート

設置対象となる蓄電池は住友電工社製の「POWER DEPO H」(左)と「POWER DEPO Rx」(右)Photo: 三浦一紀

うまい話には裏があるんじゃなかったの?

auエネルギー&ライフは、初期費用もランニングコストも0円で、電気代が毎月最大3,000円割引になるサービス「auでんち」の提供を開始しました。

「え? それは全国民が今すぐ加入しなきゃいけないサービスでしょ!」と思うかもしれません。確かにたいへん魅力的なサービスですが、加入にはいろいろ条件がありますので、まずはご自分があてまはるかどうか、じっくり確認してください。

「auでんち」ってどういうサービス?

設置対象となる蓄電池は住友電工社製の「POWER DEPO H」(左)と「POWER DEPO Rx」(右)Photo: 三浦一紀

まずは「auでんち」のサービス内容についてご説明を。これは、家庭用蓄電池を設置すると、電気代が毎月最大3,000円割引となるサービスです。

すごいのが、蓄電池のレンタル料、設置料、月額利用料が一切かからないという点。家に蓄電池置くだけでいいんです。

そんな夢のような話、ほんとにあるんですかね。うまい話には裏があるって言いますし、大きな落とし穴があるのかもしれません。そんな風に、僕も最初は疑っていました。

でも発表会で内容を聞いていると、全然怪しいところなんてない、すばらしいサービスでした。

「完全無料」の仕組み

auでんちは、各家庭に蓄電池を設置し、停電時などに自動的に電力を蓄電池に切り替えて電力供給を行ないます。これは非常に心強いサービスです。

契約者は、一度蓄電池を設置してしまえば、ほとんど何も操作することはありません。

じゃあ、なぜこんな便利でお得なサービスが無料で提供されるのでしょうか。

これは、2026年4月から始まった「低圧リソースの需給調整市場への参入(解禁)」という制度が絡んでいます。この制度は、家庭用蓄電池などの小規模電源を一括制御することで、電力市場で取引できるというもの。auでんちで設置される蓄電池は、遠隔操作で管理され、必要なときに電力を売買します。この収益を契約者に還元することで、電気代の割引を実現しています

Photo: 三浦一紀

蓄電池は住友電工、電力需給の調整はENERES、通信関連はREDERが担当。各企業の連携があってこそのauでんちです。

家に蓄電池を置けば電気代はお得になりますし、万が一のときには非常用電源としても使えます。これは非常によいサービスですね。

「auでんち」の加入条件

Photo: 三浦一紀

ただし、加入には条件があります。

・東京都内の戸建て住宅(新築を除く)

・18歳以上65歳未満

・蓄電池の設置場所を確保できること

・遠隔制御に同意すること

・太陽光発電や蓄電池、V2H充電設備が未設置であること

実は、蓄電池設置料0円を実現しているのは、東京都の補助金制度を活用しているため。だから、東京都民しか今のところ設置ができないんですね。

auでんちは、早い段階での1万件規模の導入を目指すほか、提供エリアの拡大、エコキュートや電気自動車との連携も視野に入れているとのこと。

申し込みはこちらから行なえます。申し込みから設置までのステップもかなりシンプルになっているので、ご興味のある方はまずは申し込んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに僕は、千葉県のマンション住まいなのでauでんちは対象外。残念…。

Source: auでんち

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