《笑顔写真がチラシに》京都・行方不明の小5男児は「ピアノを習う、明るくていい子」憔悴する祖母と親族が明かした“素顔”(NEWSポストセブン)

 安達さんが行方不明になったのは3月23日のことだ。事件の概要について、大手紙社会部記者が明かす。 「父親の証言によれば、結希さんは午前8時ごろ、卒業式に参加するために父親の車で小学校へ向かいました。敷地内に入った後、忽然と足取りが途絶えてしまったといいます。  午前11時47分ごろに学校から保護者へ欠席の連絡が入り、正午ごろに110番通報されました。そして行方不明から約1週間が経った29日、親族が市内の山中で、結希さんが登校時に背負っていたリュックサックを発見しましたが、それ以上の進展はみられていません」  リュックが見つかった山中の場所について、近隣に住む高齢男性は首をかしげながらこう評する。 「あそこは何もない場所や。クワガタがおるとか聞くとこやけど、普通はそんなとこ行かへんて。車一台がギリギリ通れるぐらいの狭いとこなんや。だから、地元の人間でもよっぽど用事がないと通らへん道やで」  なぜ、結希さんのリュックがそのような人気のない場所にあったのか。謎が深まる中、家族や親族、警察などによる必死の捜索が続いている。

 冒頭で祈るように語った親族の男性は、3月24日と25日の火曜、水曜に自らチラシを持って捜索に歩き回ったという。そのチラシに掲載された写真は、事件発覚当初から報じられていたものとは異なる笑顔の結希さんが写っていた。チラシには、 《黄色のランリュック、黄色の帽子(キャップ)、(中略)身長140センチ程度、短髪(黒)》  などと持ち物や身体的特徴が記されている。親族の男性が結希さんの普段の様子について、こう明かしてくれた。 「最後に会ったのは、1年ぐらい前ですね。回覧板の受け渡しで、結希くんが対応してくれました。しっかり挨拶もしてくれてね……。ピアノを習っているという話を聞いたこともあります」  現在、仕事の都合がつく親族たちは入れ替わり立ち替わりで現地に入り、連日、地元警察や消防団とともに懸命な捜索を行っている。なかでも、幼い頃から結希さんを慈しんできた祖母の心痛は計り知れない。別の近隣に住む男性は、祖母の憔悴しきった様子をこう証言する。 「おばあちゃんは、そらもう、半泣きや。ずっと泣いてはって……。あの人のあんな悲痛な表情、今まで見たことないで」  3月28日には、祖母が「この沢に落ちてへんやろか」と藁にもすがるような思いで、沢の周辺を必死に探して歩いていたという。  あの日から、家族の時間は止まったままだ。結希さんの無事を信じ、今日も懸命な捜索活動が続けられている。

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