S&P年末目標6200に下げ、不透明感や景気懸念で=ゴールドマン

米ゴールドマン・サックスは、S&P総合500種の今年末の目標水準を6500から6200に引き下げた。特に関税を巡る政策の不透明感拡大や、景気見通しに対する懸念を理由に挙げた。写真はゴールドマンのロゴ。ニューヨーク証券取引所で2021年11月撮影(2025年 ロイター/Andrew Kelly)

[12日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは、S&P総合500種(.SPX), opens new tabの今年末の目標水準を6500から6200に引き下げた。特に関税を巡る政策の不透明感拡大や、景気見通しに対する懸念を理由に挙げた。

新たな目標は同指数の11日終値(5572.07)より約11%高い。

S&P500は10日の取引で、昨年12月18日以来の大幅な下落率を記録し、2月に付けた最高値に比べて時価総額が4兆ドル減少した。

ゴールドマンのアナリストは11日付のリポートで「相場下落の近因は、主に関税に関連する政策の不確実性の急上昇、経済成長見通しを巡る懸念、特にヘッジファンドにおけるポジションの巻き戻しだ」と指摘した。

また、S&P500の急落は主に「マグニフィセント・セブン(M7)」と呼ばれる超大型7銘柄の14%下落が背景にあるとした。これにより、M7の株価収益率は30倍から26倍に低下したという。

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