菊池風磨と大森元貴がハッシュタグ付け合う、「#天才」贈られ「#大森照れ笑いしながら謙遜」(会見レポート / 写真16枚)
大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)と菊池風磨(timelesz)がダブル主演を務める映画「#真相をお話しします」の大ヒット御礼舞台挨拶が本日5月7日に東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。
主題歌「天国」の気になるフレーズ
4月25日に公開された「#真相をお話しします」は結城真一郎が2022年に発表した5編からなる同名ミステリー小説を実写化した作品。ゴシップの真相を暴く生配信チャンネル「#真相をお話しします」を軸としたストーリーが描かれており、大森は謎めいた男・鈴木、菊池は過去に秘密を抱える警備員・桐山をそれぞれ演じている。本作の観客動員数は5月6日までの公開12日間で98万人、興行収入は13億円を突破。ヒットを記念して行われた舞台挨拶には大森、菊池、中条あやみ、岡山天音、豊島圭介監督が登壇した。
今回の舞台挨拶では、観客からキャストへの質問コーナーが設けられた。「(Mrs. GREEN APPLEの)主題歌『天国』に『そうだ 家に帰ってキスしよう』という歌詞がありますが、鈴木には彼女や家族がいるという設定ですか?」と問われた大森は「『天国』は目の前にある幸せを自分のためだけに使おうと奮起する人々の愚かさと愛おしさを描いています。世の中はうまくいかないし、どうしようもないことばかりだけど、そんなことは置いておいて、家にいる大事な人に会えればいいやみたいな、そういう投げやりな歌詞だと思うんですよね」と歌詞について述べたうえで「鈴木は……彼女はやっぱり作れないんじゃないですか? 彼には抱いてるもの、心に宿ってるものがあるので。彼女がいてくれれば、全然違う選択をしたのかもしれないですね」と自身の考えを明かした。
自身が演じた役と友達になれるか?
「キャストと監督で話し合ったこと、こだわった部分を教えてください」という質問に対して、大森は「僕は桐山とのシーンがすごく多かったので、2人の間に友情があるのかないのかというところのお芝居は、なるべく丁寧に描けるといいなと思っていました。皆さんがこの2人の関係性を見てどのように判断するのかという余白をちゃんと残したいという思いもあって。2人は仲がいいようなんですけど、目が合ってない瞬間に鈴木はどんな顔をしてるんだろうとか、逆に桐山は鈴木を信頼してるので、それを鈴木はどういうふうに見てるんだろうとか、最後のシーンに向けて、2人の関係性や距離感は意識したつもりですね」と回答。菊池は「トラウマが生まれたことによって生まれた癖を意識しました。警備室のシーンで貧乏ゆすりが多かったり、口を触ったり。ひと癖あるといいなという話を監督としていたので」と撮影を振り返った。
「自身が演じた役と友達になれるか?」と問われ、菊池が「仲良くなれると思います。桐山はこの映画の中だと普通の人。心に傷を負ってはいるものの、犯罪も犯していない。いいやつだからね」と答える一方で、中条は自身が担当したヨガ教室の経営者役について「ちょっと無理ですね。ごめんなさい」と即答。岡山も自身が演じた生配信のチャンネル管理人について「ちょっとテロリストすぎるからなあ。難しいかもしれないですね」と述べる。大森は「僕は友達になれるかも。鈴木は本当は、ずっと人懐っこいんですよ。お話聞いてあげたいですね」と鈴木に寄り添った。
映画に出演して得られたものは?
5人が頭を悩ませたのは「キャストにそれぞれハッシュタグをつけて拡散するなら?」という質問。大森が菊池に「照れ屋じゃない?」と「#照れ屋」を授けると、菊池は大森に「#天才」を贈る。大森は「天才」の称号を「違う違う! 変な記事になるから!」と否定しつつ、「#大森照れ笑いしながら謙遜、と書いておいてください」と記者陣に呼びかけた。撮影前に自転車で転んで傷を負った姿でクランクインを迎えた中条のハッシュタグは「#小顔傷メイク」に決定。愛されキャラの岡山には「#みんなだいすき天音くん」というハッシュタグが贈られた。
「この映画に出演して得られたものは?」という質問を受け、菊池は「僕は仲間。この映画での出会いは素敵だった。キャストの方々と一緒の撮影のシーンは少なかったんですけど、すごく仲間意識があって、テレビとかで見るとチャンネルを変えずに応援しています」と回答。中条も「得られたものは“推し”。この映画自体も好きだし、キャストのみんなのことも好き」と話す。中条は共演をきっかけにMrs. GREEN APPLEのファンクラブにも入ったそうだが、ここで菊池から「あれ……? 俺のファンクラブは?」という言葉が。中条が「今から入る」と宣言すると、菊池は「グループと個人のがあるから。どっちも入ったほうがいいかな」と加入を勧めた。岡山は「大森さんとはご縁あって、出演した作品の主題歌をミセスさんが担当してくださったりした。まさかこんながっつり芝居で共演することになると思ってなかったので、特別なご縁をいただいたなと思います」と大森との共演を喜んだ。
最後に菊池は「もう一度とは言わず、二度、三度観ていただいて、愛していただけたらなと思います」と映画をアピール。大森は「SNSというものがテーマにあって、若い子向けのような雰囲気が醸し出てる映画かもしれませんが、いつの時代も忘れちゃいけないものが詰まってる映画だと僕は思っています。今日感じたものを持ち帰って、誰かに『ちょっと観に行かない?』と声をかけてもらえたらうれしいですし、この映画を忘れないでほしいなと思います」と観客にメッセージを送った。
この記事の画像(全16件)