【かき氷食べ比べ2025】迷ったら両方食べればいいじゃない。ジョイフルの “ハーフ&ハーフ” な2色かき氷!!

「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」──マリー・アントワネットの発言として知る人も多いかもしれない(歴史的には否定されている)このセリフ。現代に類語を挙げるなら「どっちか迷ったら、両方食べればいいじゃない!」だろう。間違いない。

そんな風に考えたかどうかは知らないが、ファミリーレストラン「ジョイフル」の今年のかき氷にはハーフ&ハーフがある! なんと2つのフレーバーを真ん中で分けているのだ。一体どういうこと?

・「かき氷みるく シャインマスカット&山梨産白桃」(税込592円)

ジョイフルのかき氷は全部で5種類。定番の「いちご」や「抹茶あずき」のほか、高級果物の「山梨産白桃」「シャインマスカット」が目を引く。

どっちかなんて選べない! という人のため、今年は両方楽しめる「シャインマスカット&山梨産白桃」(税込592円)が登場したのだ。まさにかき氷界のハーフ&ハーフ。その姿は……

トゥ、トゥーフェイス……!

(※バットマンに出てくるヴィランで、顔の半分は美男子、半分は大怪我でただれている。精神的にもジキル&ハイドのような二面性を特徴としていて、高潔な精神と悲劇的な闇落ちというギャップが筆者のツボにドストライク……以下略)

中央からきれいに2分割するように、エメラルドグリーンのマスカットシロップと、ほんのりピンクの白桃シロップがかかっている。どうやって盛り付けるんだろう!

どのフレーバーも「かき氷みるく」という名前なんだけれど、よく見ると一面に薄くミルクがかかっている。牛乳とクリームがミックスされた特製シロップだそう。

シャインマスカットのほうは、華々しい甘さがありつつも、リアルな酸味も併せ持つ。昨年食べたとき「生ブドウを食べたときの口の中がキュウッする感じ」と書いた。今年は追加シロップをオーダーせずデフォルトのまま食べたせいもあって、余計に酸味がダイレクトに感じられる。

白桃のほうは上品な甘さ。ジューシーでさっぱりしている。氷は「純氷」でふわふわ。ただしある程度の面積が残るようスライスされていて、シャリッとした氷の感覚もしっかりある。これ、一番身体が冷えるタイプ!

そうだ! せっかくなので、桃とマスカットの両方を混ぜて一緒に食べると……

うぅん、何がなんだかわからなくなった。変ではないけど、混ぜる利点はとくになかった。

あ、中が白い! これはいけません!! かき氷満喫タイムの終盤、シロップがなくなって氷の白さが見えたときほど惨めな気分になることはありません。イエローカード……!

……と思いきや、皿の底にしっかりシロップが入っていた。ありがたい~!

シャクシャクと混ぜながら食べれば美味しさ復活。オプションのバニラアイスを除けばトッピングなどはなく、シンプルなかき氷だけれど、価格も手ごろで食べやすい。

・シロップは先がけか後がけか

ドリンクバーやスープバーを頼めば冷えすぎ防止に。昨年食べたときは「すごく甘い」という印象だったのだけれど、盛り付け時のシロップの量や、追加シロップの有無もある。今年はむしろ「爽やか」「酸味がある」という感想に変化した。

同じ店でも、おそらくかき氷は作り手によってだいぶ印象が変わる。改めて、ココスのような「追いシロップはお好みで」というシステムには合理性があるかもしれないと思った。探求の道は続く。

参考リンク:株式会社ジョイフル 執筆:冨樫さや Photo:RocketNews24.

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