令和ロマンくるまが松居大悟監督作「ミーツ・ザ・ワールド」出演(動画あり)
松居大悟が監督した映画「ミーツ・ザ・ワールド」に令和ロマンくるまが出演していることが発表された。くるまはこれが映画初出演。杉咲花演じる由嘉里が合コンで出会う男・奥山譲役を務めている。
金原ひとみの小説を実写化した同作は、擬人化焼肉マンガ「ミート・イズ・マイン」をこよなく愛する27歳・由嘉里の物語。結婚、出産と次々にオタク界隈から離脱する仲間を見て、このまま仕事と趣味だけで生きていくことに不安と焦りを感じ、また過干渉な母親にも頭を悩まされている。婚活を始めるも合コンで惨敗し、歌舞伎町の道端で酔いつぶれていたところを美しいキャバ嬢・ライに助けられなぜかそのままルームシェアを始めることに。やがて、既婚のNo.1ホスト・アサヒ、人の死ばかりを題材にする毒舌作家・ユキ、街に寄り添うBARのマスター・オシンと出会い、歌舞伎町での生活に安らぎを覚えていく由嘉里。希死念慮を抱えるライに生きてほしいと願い、確執を解くためライの元恋人との再会を試みるが……。
このたび主題歌、劇伴をクリープハイプが担当することも明らかに。公開された予告編は韓国料理屋で由嘉里が突然立ち上がり「私は腐女子です」とくるま演じる奥山に打ち明けるシーンからスタートするのでチェックしてみては。映画「ミーツ・ザ・ワールド」は10月24日(金)に全国公開される。
映画「ミーツ・ザ・ワールド」予告
クリープハイプ コメント
この度、映画『ミーツ・ザ・ワールド』の主題歌、劇伴音楽をつとめさせて頂きました。送っていただいた映像を見て、歌舞伎町で由嘉里がライと出会い、不安や希望、焦りや期待、いろんな感情をないまぜにしながら、たくさんの出会いを通じて、新しい世界が広がっていく様子を音楽で表現したいと思いました。はじめての実写映画での劇伴作業は、そこに映る繊細な表情、声のトーンや息づかい、色んな人が交錯する歌舞伎町の景色に向き合い、このシーンから聴こえてくる音楽は何なのかと探す日々で、苦悩もありましたがとても新鮮で忘れられないものになりました。
松居大悟 コメント
「クリープハイプに映画音楽をお願いしませんか︖」とプロデューサーの深瀬さんから提案された時は驚きました。これまで彼らの音楽に物語で寄り添ってきましたが、金原ひとみさんの物語にクリープハイプが寄り添ったら素敵だろうと思っていたし、何より映画的な理解がある。音楽だけやってくれるのかい、主題歌はどうしようかねぇ、など話しながら音楽制作を進めていたら、『だからなんだって話』という歌が送られてきて。間違いなくクリープの歌で、間違いなくミーツ・ザ・ワールドの歌でした。脚本は、ずっとご一緒したかった『くによし組』の國吉咲貴さんと制作して、由嘉里が出会う人々には様々な世界の素敵な方々が参加してくれました。劇中で出てくるアニメ『ミート・イズ・マイン』はもはや一つのアニメシリーズを作るような座組で、そこから二次創作するチームが更に愛を広げてくださって。すべての制作の段階で、沢山の方々が愛情を教えてくれました。映画で人を救えるなんて思えないけれど、この映画が少しでも明日の支えになったらいいなと思います。
映画「ミーツ・ザ・ワールド」キャスト&スタッフ
杉咲花南琴奈 / 板垣李光人令和ロマンくるま / 加藤千尋 / 和田光沙 / 安藤裕子 / 中山祐一朗 / 佐藤寛太渋川清彦 / 筒井真理子 / 蒼井優劇中アニメ「ミート・イズ・マイン」:村瀬歩 / 坂田将吾 / 阿座上洋平 / 田丸篤志監督︓松居大悟原作︓金原ひとみ「ミーツ・ザ・ワールド」(集英社文庫)脚本︓國吉咲貴 / 松居大悟音楽︓クリープハイプ
主題歌︓クリープハイプ「だからなんだって話」(ユニバーサルシグマ)