【日本ハム】新庄監督「なんか打ってくれるんじゃないかな」1番起用の野村佑希初回に先頭口火打

<日本ハム10-4オリックス>◇11日◇エスコンフィールド

2位日本ハムが初回から6得点と打線が爆発し、首位ソフトバンクとのゲーム差を2に詰めた。

新庄剛志監督の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-打線が良かった

「いや、(今日の試合は)大事だった。(9日に)ソフトバンクさんに勝って、前回3連敗してたオリックスさん。今日の打線組むのは結構時間かかりましたね。野村君と今川君の1、2番のヒットはモーレ(レイエス)のヒットにつながったんで。あー良かったと思って。そしたら奈良間君まで打っちゃいました。右(投手に)に代わった瞬間、あちゃー、と思ったけど、よう打ってくれましたよ」

-その野村選手を1番に起用した要因は

「いや、よくやってたじゃない。あんまり調子が良くないバッターをね、何もこう考えず、ちょっと初球からどんどん行ってほしいっていう意味で、なんか打ってくれるんじゃないかな。3本ぐらい打ってくれるんじゃないかなっていう思いで。本人も3本、今日打とうやっていう話はして。やっぱり先頭バッターが初回にああいうヒットを打ってくれると乗るんでね。先頭バッターは三振してほしくない、という思いはある。よくヒットを打ってくれました。あとは走塁ね。やっぱり今川くんは帰ってこないといけない。(初回の)モーレのヒットで(一塁から三塁まで進むも生還できず)。ああいう1点は大事にとっとかないといけないですね。あと、今川君もこれからずっと出るためには、スローイング。ちょっと今日からちょっと修正し始めて、スローイングをちょっと変えていこうやって話しまして」

-具体的には

「イメージで言うと、(元ヤクルトの)飯田さんとか(元巨人)高橋由伸君のように。1回(腕を)下に降ろさずにキャッチャーの投げ方。カットまで素早く投げてくれたらいいんで。どうしても足の動きと手のリリースポイントまで合わないから、慌てて前が小さくなってしまうから、どうしてもワンバンになってしまうじゃないですか。あれを、まずは軽めに60メーターぐらいの感覚さえ覚えてもらったら治るんじゃないかなという考えで。今が良くないから、あれ、よくあるんですよ。ウエートトレーニングをするとスローイングが悪くなる。でも、打つ方はびっくりするぐらい。特に3本目のバッティングは素晴らしかったですね。ただ、短く持って打つっていうこともできるように。プライドはあったと思いますけど。でも、あんないい打球が打てるんだよっていうところがね、あったし、でも迷ったら代えると(笑い)。まあ全員に言いたいですね」

-一昨日もそういうこと言った

「何回も言ったからね。後悔のないように。で、昨日の夜は打ちに行って止まる。フォアボールもすごい高い評価はしてるから。打つだけじゃなくて。でも、今後のことを考えたら、やっぱり打つだけじゃなく、守備も大事にしていかないとレギュラーを取れないってことは伝えました」。

-試合の日だけじゃなくて、昨日試合なかった日も

「気が付いたことはもうすぐ伝えるようにはしてますけど、奈良間君にだけは伝えられないから。インスタしてないから。谷内コーチを通して(伝える)。やりたくない選手はね、そういう余計な文字とか見たくないと思うから。それは、こっちはやりなさいとは言わないから」

-山県くんも最近、打撃が激変というか

「その思いっきりを出させたのは、4カ月ぐらい前かな。フリーバッティングで軽いバッティングをしてたから、それじゃ試合じゃ打てないっていうことを伝えた瞬間に、ホームラン打ったから。その感覚はずっと持ってるからね」

-一昨日も監督からアドバイスを

「それは企業秘密(笑い)。それ言ったら相手チームもみんな打つから」

-また思い出させたっていう

「そう。1打席目にそれが出てなかったから」

-入院中の八木コーチの心配がある中での勝利

「(10日に見舞いに行って)元気そうでしたよ。でも(負傷した夜は)寝られなかったと。試合から、球場からすぐ病院に行かれたんで、試合見られなかったと思って、iPad(アイパッド)だけ待っていって。これを持ってきたんで見といてくださいっていうことを伝えて。映像とかも見ていいのかなって。目がね。それはもう、一応渡すだけ。あとはサロンパスとか、ボールの腰のツボ(を押すもの)とかね、寝間着とかね」

-新庄さんが病院に届けた

「そう」

-八木さんから監督には何か

「バッティングコーチは誰を呼ぶんですかと言ってたので。誰やったっけ。(横尾コーチと)わかってたけど。(2軍の)佐藤君じゃなくて、小田君じゃなくて、もう1人、って。どういう答えが返ってくるかなと思ったら『ああ、横尾』って言ったから、ああ大丈夫だと(笑い)。意識はちゃんとしていたので」

-合中になんか横尾コーチとよく話していた

「バッティングのタイミングの取り方とかはこういう風に教えてるし、このケースはこうやって点を取りに行くよ、みたいな話はして。(スクイズ失敗した)田宮くんのやつでも。ツーランスクイズだったんですよ。こういう時はピッチャーがね、いろいろアップアップしてるから、一気に点を取れたらと。決めてほしかったけどね。あれ、1点でいいんですよ。2点はいらなかった。ツーランスクイズで1点を取りたかった。あとは、どういう動きをしてくるか。うちはね、そういう作戦をするってわかってるから、どういうプレーになるのかなっていうのも確認してみたかったんですけど。まあまあ、最低限。その後ね犠牲フライを打って。でも、だめなんですよ。大事な試合なんですから。でもまあ、面白くなってきましたね」

-ソフトバンクの結果はご存じですよね

「もちろん。これがまた選手たちもね、やっぱり試合中も気になるだろうし。結果次第では僕の作戦も変わる。ピッチャーの継投とかも変わってくる。これがね、プロ野球だと思う。今は愉しむじゃないな。緊張感持って毎試合。もうその愉しむというレベルは超えてきてるから。このプレッシャーを何とか勝ち取る。勝って、相手どうこうじゃないんですけど、やっぱり気になりますから。一時期はね、4ゲーム差で(83年福岡国際マラソンで)瀬古さんが給水で落としてしまって、それを拾いに行ったら差がついて。で、水を飲んで、また接近した」

-イカンガー見えてきた

「イカンガー見えましたよ(笑い)。競技場まで。もうね、吸水もしてるし。イカンガー給水してなかったからね。並んでからがね(勝負)」

-監督の中ではもう瀬古さんがイカンガーを抜いた平和台競技場が見えているぐらいの距離感

「いやいや(平和台ではなくて)エスコンに変えて(考えて)ますから。エスコンの渡り廊下のところぐらいまできててね(笑い)」

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<日本ハム10-4オリックス>◇11日◇エスコンフィールド

2位日本ハムが初回から6得点と打線が爆発し、首位ソフトバンクとのゲーム差を2に詰めた。

新庄剛志監督の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-打線が良かった

「いや、(今日の試合は)大事だった。(9日に)ソフトバンクさんに勝って、前回3連敗してたオリックスさん。今日の打線組むのは結構時間かかりましたね。野村君と今川君の1、2番のヒットはモーレ(レイエス)のヒットにつながったんで。あー良かったと思って。そしたら奈良間君まで打っちゃいました。右(投手に)に代わった瞬間、あちゃー、と思ったけど、よう打ってくれましたよ」

-その野村選手を1番に起用した要因は

「いや、よくやってたじゃない。あんまり調子が良くないバッターをね、何もこう考えず、ちょっと初球からどんどん行ってほしいっていう意味で、なんか打ってくれるんじゃないかな。3本ぐらい打ってくれるんじゃないかなっていう思いで。本人も3本、今日打とうやっていう話はして。やっぱり先頭バッターが初回にああいうヒットを打ってくれると乗るんでね。先頭バッターは三振してほしくない、という思いはある。よくヒットを打ってくれました。あとは走塁ね。やっぱり今川くんは帰ってこないといけない。(初回の)モーレのヒットで(一塁から三塁まで進むも生還できず)。ああいう1点は大事にとっとかないといけないですね。あと、今川君もこれからずっと出るためには、スローイング。ちょっと今日からちょっと修正し始めて、スローイングをちょっと変えていこうやって話しまして」

-具体的には

「イメージで言うと、(元ヤクルトの)飯田さんとか(元巨人)高橋由伸君のように。1回(腕を)下に降ろさずにキャッチャーの投げ方。カットまで素早く投げてくれたらいいんで。どうしても足の動きと手のリリースポイントまで合わないから、慌てて前が小さくなってしまうから、どうしてもワンバンになってしまうじゃないですか。あれを、まずは軽めに60メーターぐらいの感覚さえ覚えてもらったら治るんじゃないかなという考えで。今が良くないから、あれ、よくあるんですよ。ウエートトレーニングをするとスローイングが悪くなる。でも、打つ方はびっくりするぐらい。特に3本目のバッティングは素晴らしかったですね。ただ、短く持って打つっていうこともできるように。プライドはあったと思いますけど。でも、あんないい打球が打てるんだよっていうところがね、あったし、でも迷ったら代えると(笑い)。まあ全員に言いたいですね」

-一昨日もそういうこと言った

「何回も言ったからね。後悔のないように。で、昨日の夜は打ちに行って止まる。フォアボールもすごい高い評価はしてるから。打つだけじゃなくて。でも、今後のことを考えたら、やっぱり打つだけじゃなく、守備も大事にしていかないとレギュラーを取れないってことは伝えました」。

-試合の日だけじゃなくて、昨日試合なかった日も

「気が付いたことはもうすぐ伝えるようにはしてますけど、奈良間君にだけは伝えられないから。インスタしてないから。谷内コーチを通して(伝える)。やりたくない選手はね、そういう余計な文字とか見たくないと思うから。それは、こっちはやりなさいとは言わないから」

-山県くんも最近、打撃が激変というか

「その思いっきりを出させたのは、4カ月ぐらい前かな。フリーバッティングで軽いバッティングをしてたから、それじゃ試合じゃ打てないっていうことを伝えた瞬間に、ホームラン打ったから。その感覚はずっと持ってるからね」

-一昨日も監督からアドバイスを

「それは企業秘密(笑い)。それ言ったら相手チームもみんな打つから」

-また思い出させたっていう

「そう。1打席目にそれが出てなかったから」

-入院中の八木コーチの心配がある中での勝利

「(10日に見舞いに行って)元気そうでしたよ。でも(負傷した夜は)寝られなかったと。試合から、球場からすぐ病院に行かれたんで、試合見られなかったと思って、iPad(アイパッド)だけ待っていって。これを持ってきたんで見といてくださいっていうことを伝えて。映像とかも見ていいのかなって。目がね。それはもう、一応渡すだけ。あとはサロンパスとか、ボールの腰のツボ(を押すもの)とかね、寝間着とかね」

-新庄さんが病院に届けた

「そう」

-八木さんから監督には何か

「バッティングコーチは誰を呼ぶんですかと言ってたので。誰やったっけ。(横尾コーチと)わかってたけど。(2軍の)佐藤君じゃなくて、小田君じゃなくて、もう1人、って。どういう答えが返ってくるかなと思ったら『ああ、横尾』って言ったから、ああ大丈夫だと(笑い)。意識はちゃんとしていたので」

-合中になんか横尾コーチとよく話していた

「バッティングのタイミングの取り方とかはこういう風に教えてるし、このケースはこうやって点を取りに行くよ、みたいな話はして。(スクイズ失敗した)田宮くんのやつでも。ツーランスクイズだったんですよ。こういう時はピッチャーがね、いろいろアップアップしてるから、一気に点を取れたらと。決めてほしかったけどね。あれ、1点でいいんですよ。2点はいらなかった。ツーランスクイズで1点を取りたかった。あとは、どういう動きをしてくるか。うちはね、そういう作戦をするってわかってるから、どういうプレーになるのかなっていうのも確認してみたかったんですけど。まあまあ、最低限。その後ね犠牲フライを打って。でも、だめなんですよ。大事な試合なんですから。でもまあ、面白くなってきましたね」

-ソフトバンクの結果はご存じですよね

「もちろん。これがまた選手たちもね、やっぱり試合中も気になるだろうし。結果次第では僕の作戦も変わる。ピッチャーの継投とかも変わってくる。これがね、プロ野球だと思う。今は愉しむじゃないな。緊張感持って毎試合。もうその愉しむというレベルは超えてきてるから。このプレッシャーを何とか勝ち取る。勝って、相手どうこうじゃないんですけど、やっぱり気になりますから。一時期はね、4ゲーム差で(83年福岡国際マラソンで)瀬古さんが給水で落としてしまって、それを拾いに行ったら差がついて。で、水を飲んで、また接近した」

-イカンガー見えてきた

「イカンガー見えましたよ(笑い)。競技場まで。もうね、吸水もしてるし。イカンガー給水してなかったからね。並んでからがね(勝負)」

-監督の中ではもう瀬古さんがイカンガーを抜いた平和台競技場が見えているぐらいの距離感

「いやいや(平和台ではなくて)エスコンに変えて(考えて)ますから。エスコンの渡り廊下のところぐらいまできててね(笑い)」

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<日本ハム10-4オリックス>◇11日◇エスコンフィールド

2位日本ハムが初回から6得点と打線が爆発し、首位ソフトバンクとのゲーム差を2に詰めた。

新庄剛志監督の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-打線が良かった

「いや、(今日の試合は)大事だった。(9日に)ソフトバンクさんに勝って、前回3連敗してたオリックスさん。今日の打線組むのは結構時間かかりましたね。野村君と今川君の1、2番のヒットはモーレ(レイエス)のヒットにつながったんで。あー良かったと思って。そしたら奈良間君まで打っちゃいました。右(投手に)に代わった瞬間、あちゃー、と思ったけど、よう打ってくれましたよ」

-その野村選手を1番に起用した要因は

「いや、よくやってたじゃない。あんまり調子が良くないバッターをね、何もこう考えず、ちょっと初球からどんどん行ってほしいっていう意味で、なんか打ってくれるんじゃないかな。3本ぐらい打ってくれるんじゃないかなっていう思いで。本人も3本、今日打とうやっていう話はして。やっぱり先頭バッターが初回にああいうヒットを打ってくれると乗るんでね。先頭バッターは三振してほしくない、という思いはある。よくヒットを打ってくれました。あとは走塁ね。やっぱり今川くんは帰ってこないといけない。(初回の)モーレのヒットで(一塁から三塁まで進むも生還できず)。ああいう1点は大事にとっとかないといけないですね。あと、今川君もこれからずっと出るためには、スローイング。ちょっと今日からちょっと修正し始めて、スローイングをちょっと変えていこうやって話しまして」

-具体的には

「イメージで言うと、(元ヤクルトの)飯田さんとか(元巨人)高橋由伸君のように。1回(腕を)下に降ろさずにキャッチャーの投げ方。カットまで素早く投げてくれたらいいんで。どうしても足の動きと手のリリースポイントまで合わないから、慌てて前が小さくなってしまうから、どうしてもワンバンになってしまうじゃないですか。あれを、まずは軽めに60メーターぐらいの感覚さえ覚えてもらったら治るんじゃないかなという考えで。今が良くないから、あれ、よくあるんですよ。ウエートトレーニングをするとスローイングが悪くなる。でも、打つ方はびっくりするぐらい。特に3本目のバッティングは素晴らしかったですね。ただ、短く持って打つっていうこともできるように。プライドはあったと思いますけど。でも、あんないい打球が打てるんだよっていうところがね、あったし、でも迷ったら代えると(笑い)。まあ全員に言いたいですね」

-一昨日もそういうこと言った

「何回も言ったからね。後悔のないように。で、昨日の夜は打ちに行って止まる。フォアボールもすごい高い評価はしてるから。打つだけじゃなくて。でも、今後のことを考えたら、やっぱり打つだけじゃなく、守備も大事にしていかないとレギュラーを取れないってことは伝えました」。

-試合の日だけじゃなくて、昨日試合なかった日も

「気が付いたことはもうすぐ伝えるようにはしてますけど、奈良間君にだけは伝えられないから。インスタしてないから。谷内コーチを通して(伝える)。やりたくない選手はね、そういう余計な文字とか見たくないと思うから。それは、こっちはやりなさいとは言わないから」

-山県くんも最近、打撃が激変というか

「その思いっきりを出させたのは、4カ月ぐらい前かな。フリーバッティングで軽いバッティングをしてたから、それじゃ試合じゃ打てないっていうことを伝えた瞬間に、ホームラン打ったから。その感覚はずっと持ってるからね」

-一昨日も監督からアドバイスを

「それは企業秘密(笑い)。それ言ったら相手チームもみんな打つから」

-また思い出させたっていう

「そう。1打席目にそれが出てなかったから」

-入院中の八木コーチの心配がある中での勝利

「(10日に見舞いに行って)元気そうでしたよ。でも(負傷した夜は)寝られなかったと。試合から、球場からすぐ病院に行かれたんで、試合見られなかったと思って、iPad(アイパッド)だけ待っていって。これを持ってきたんで見といてくださいっていうことを伝えて。映像とかも見ていいのかなって。目がね。それはもう、一応渡すだけ。あとはサロンパスとか、ボールの腰のツボ(を押すもの)とかね、寝間着とかね」

-新庄さんが病院に届けた

「そう」

-八木さんから監督には何か

「バッティングコーチは誰を呼ぶんですかと言ってたので。誰やったっけ。(横尾コーチと)わかってたけど。(2軍の)佐藤君じゃなくて、小田君じゃなくて、もう1人、って。どういう答えが返ってくるかなと思ったら『ああ、横尾』って言ったから、ああ大丈夫だと(笑い)。意識はちゃんとしていたので」

-合中になんか横尾コーチとよく話していた

「バッティングのタイミングの取り方とかはこういう風に教えてるし、このケースはこうやって点を取りに行くよ、みたいな話はして。(スクイズ失敗した)田宮くんのやつでも。ツーランスクイズだったんですよ。こういう時はピッチャーがね、いろいろアップアップしてるから、一気に点を取れたらと。決めてほしかったけどね。あれ、1点でいいんですよ。2点はいらなかった。ツーランスクイズで1点を取りたかった。あとは、どういう動きをしてくるか。うちはね、そういう作戦をするってわかってるから、どういうプレーになるのかなっていうのも確認してみたかったんですけど。まあまあ、最低限。その後ね犠牲フライを打って。でも、だめなんですよ。大事な試合なんですから。でもまあ、面白くなってきましたね」

-ソフトバンクの結果はご存じですよね

「もちろん。これがまた選手たちもね、やっぱり試合中も気になるだろうし。結果次第では僕の作戦も変わる。ピッチャーの継投とかも変わってくる。これがね、プロ野球だと思う。今は愉しむじゃないな。緊張感持って毎試合。もうその愉しむというレベルは超えてきてるから。このプレッシャーを何とか勝ち取る。勝って、相手どうこうじゃないんですけど、やっぱり気になりますから。一時期はね、4ゲーム差で(83年福岡国際マラソンで)瀬古さんが給水で落としてしまって、それを拾いに行ったら差がついて。で、水を飲んで、また接近した」

-イカンガー見えてきた

「イカンガー見えましたよ(笑い)。競技場まで。もうね、吸水もしてるし。イカンガー給水してなかったからね。並んでからがね(勝負)」

-監督の中ではもう瀬古さんがイカンガーを抜いた平和台競技場が見えているぐらいの距離感

「いやいや(平和台ではなくて)エスコンに変えて(考えて)ますから。エスコンの渡り廊下のところぐらいまできててね(笑い)」

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<日本ハム10-4オリックス>◇11日◇エスコンフィールド

2位日本ハムが初回から6得点と打線が爆発し、首位ソフトバンクとのゲーム差を2に詰めた。

新庄剛志監督の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-打線が良かった

「いや、(今日の試合は)大事だった。(9日に)ソフトバンクさんに勝って、前回3連敗してたオリックスさん。今日の打線組むのは結構時間かかりましたね。野村君と今川君の1、2番のヒットはモーレ(レイエス)のヒットにつながったんで。あー良かったと思って。そしたら奈良間君まで打っちゃいました。右(投手に)に代わった瞬間、あちゃー、と思ったけど、よう打ってくれましたよ」

-その野村選手を1番に起用した要因は

「いや、よくやってたじゃない。あんまり調子が良くないバッターをね、何もこう考えず、ちょっと初球からどんどん行ってほしいっていう意味で、なんか打ってくれるんじゃないかな。3本ぐらい打ってくれるんじゃないかなっていう思いで。本人も3本、今日打とうやっていう話はして。やっぱり先頭バッターが初回にああいうヒットを打ってくれると乗るんでね。先頭バッターは三振してほしくない、という思いはある。よくヒットを打ってくれました。あとは走塁ね。やっぱり今川くんは帰ってこないといけない。(初回の)モーレのヒットで(一塁から三塁まで進むも生還できず)。ああいう1点は大事にとっとかないといけないですね。あと、今川君もこれからずっと出るためには、スローイング。ちょっと今日からちょっと修正し始めて、スローイングをちょっと変えていこうやって話しまして」

-具体的には

「イメージで言うと、(元ヤクルトの)飯田さんとか(元巨人)高橋由伸君のように。1回(腕を)下に降ろさずにキャッチャーの投げ方。カットまで素早く投げてくれたらいいんで。どうしても足の動きと手のリリースポイントまで合わないから、慌てて前が小さくなってしまうから、どうしてもワンバンになってしまうじゃないですか。あれを、まずは軽めに60メーターぐらいの感覚さえ覚えてもらったら治るんじゃないかなという考えで。今が良くないから、あれ、よくあるんですよ。ウエートトレーニングをするとスローイングが悪くなる。でも、打つ方はびっくりするぐらい。特に3本目のバッティングは素晴らしかったですね。ただ、短く持って打つっていうこともできるように。プライドはあったと思いますけど。でも、あんないい打球が打てるんだよっていうところがね、あったし、でも迷ったら代えると(笑い)。まあ全員に言いたいですね」

-一昨日もそういうこと言った

「何回も言ったからね。後悔のないように。で、昨日の夜は打ちに行って止まる。フォアボールもすごい高い評価はしてるから。打つだけじゃなくて。でも、今後のことを考えたら、やっぱり打つだけじゃなく、守備も大事にしていかないとレギュラーを取れないってことは伝えました」。

-試合の日だけじゃなくて、昨日試合なかった日も

「気が付いたことはもうすぐ伝えるようにはしてますけど、奈良間君にだけは伝えられないから。インスタしてないから。谷内コーチを通して(伝える)。やりたくない選手はね、そういう余計な文字とか見たくないと思うから。それは、こっちはやりなさいとは言わないから」

-山県くんも最近、打撃が激変というか

「その思いっきりを出させたのは、4カ月ぐらい前かな。フリーバッティングで軽いバッティングをしてたから、それじゃ試合じゃ打てないっていうことを伝えた瞬間に、ホームラン打ったから。その感覚はずっと持ってるからね」

-一昨日も監督からアドバイスを

「それは企業秘密(笑い)。それ言ったら相手チームもみんな打つから」

-また思い出させたっていう

「そう。1打席目にそれが出てなかったから」

-入院中の八木コーチの心配がある中での勝利

「(10日に見舞いに行って)元気そうでしたよ。でも(負傷した夜は)寝られなかったと。試合から、球場からすぐ病院に行かれたんで、試合見られなかったと思って、iPad(アイパッド)だけ待っていって。これを持ってきたんで見といてくださいっていうことを伝えて。映像とかも見ていいのかなって。目がね。それはもう、一応渡すだけ。あとはサロンパスとか、ボールの腰のツボ(を押すもの)とかね、寝間着とかね」

-新庄さんが病院に届けた

「そう」

-八木さんから監督には何か

「バッティングコーチは誰を呼ぶんですかと言ってたので。誰やったっけ。(横尾コーチと)わかってたけど。(2軍の)佐藤君じゃなくて、小田君じゃなくて、もう1人、って。どういう答えが返ってくるかなと思ったら『ああ、横尾』って言ったから、ああ大丈夫だと(笑い)。意識はちゃんとしていたので」

-合中になんか横尾コーチとよく話していた

「バッティングのタイミングの取り方とかはこういう風に教えてるし、このケースはこうやって点を取りに行くよ、みたいな話はして。(スクイズ失敗した)田宮くんのやつでも。ツーランスクイズだったんですよ。こういう時はピッチャーがね、いろいろアップアップしてるから、一気に点を取れたらと。決めてほしかったけどね。あれ、1点でいいんですよ。2点はいらなかった。ツーランスクイズで1点を取りたかった。あとは、どういう動きをしてくるか。うちはね、そういう作戦をするってわかってるから、どういうプレーになるのかなっていうのも確認してみたかったんですけど。まあまあ、最低限。その後ね犠牲フライを打って。でも、だめなんですよ。大事な試合なんですから。でもまあ、面白くなってきましたね」

-ソフトバンクの結果はご存じですよね

「もちろん。これがまた選手たちもね、やっぱり試合中も気になるだろうし。結果次第では僕の作戦も変わる。ピッチャーの継投とかも変わってくる。これがね、プロ野球だと思う。今は愉しむじゃないな。緊張感持って毎試合。もうその愉しむというレベルは超えてきてるから。このプレッシャーを何とか勝ち取る。勝って、相手どうこうじゃないんですけど、やっぱり気になりますから。一時期はね、4ゲーム差で(83年福岡国際マラソンで)瀬古さんが給水で落としてしまって、それを拾いに行ったら差がついて。で、水を飲んで、また接近した」

-イカンガー見えてきた

「イカンガー見えましたよ(笑い)。競技場まで。もうね、吸水もしてるし。イカンガー給水してなかったからね。並んでからがね(勝負)」

-監督の中ではもう瀬古さんがイカンガーを抜いた平和台競技場が見えているぐらいの距離感

「いやいや(平和台ではなくて)エスコンに変えて(考えて)ますから。エスコンの渡り廊下のところぐらいまできててね(笑い)」

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