TX3」はカジュアルに使える15倍ズーム機:荻窪圭のデジカメレビュープラス(1/6 ページ)

 コンデジがそろそろと流行りだしてるという声を聞き始めて1年だか2年だか経つけれども、その間、なかなか「これぞ普通のコンデジ」って製品は出てこないのだよね。

 普通のコンパクトデジカメとは何かというと、程よいズームレンズを持っていて、程よくオートのまま気軽に撮れて、程よく高画質で写真を撮れて、程よい価格のカメラ。

 そんな中、パナソニックから「あ、これが普通のコンデジだ」ってカメラが出たのである。「LUMIX TX3」(DC-TX3)だ。

コンパクトでシンプルなボディに1型センサーと15倍ズームレンズを搭載した「LUMIX DC-TX3」

 1型センサー機なのでコンパクトデジカメとしてはハイエンドに属するのだけど、今やスマホでも1型、あるいはそれに近いサイズのセンサーを搭載してきている現在、1型がハイエンドと言っててはいけないと思う。

極めてオーソドックスなスタイルでけっこうコンパクトなDC-TX3

 DC-TX3の何がいいって、めちゃシンプルでミニマムなところ。

 TX3というからにはTX1があったわけで、初代TXの「DMC-TX1」が発売されたのが2016年。ちょうど10年前だ。

 その後「DC-TX2」が18年に、そのマイナーチェンジ版である「DC-TX2D」が間をつないだ後、26年にDC-TX3となって再登場したのだ。

 このシリーズで一貫しているのは約2010万画素の1型センサーを採用していることと、高倍率ズームレンズを搭載していること。

 TX1からTX2ではレンズが10倍から15倍に伸びた。TX3でも15倍ズームレンズは健在だ。

 じゃあ何が変わったか。

 大きな違いは2点。一つはセンサー。イメージセンサーが裏面照射型になった。でもそこは26年のカメラなので他の選択肢はなかろう。

 もう一つはTX1からずっと続いていたファインダー(EVF)がなくなったこと。これは一番のトピック。

 背面モニターは固定式(タッチパネル対応)でEVFなし。これ、賛否あると思うけど、個人的には「賛」だ。

 コンパクトデジカメの王道であった背面のモニターを見てさっとカジュアルに撮るというスタイルのカメラなのだと思う。

 というわけで、さっと使ってみる。

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こんな感じで撮影。モニターはタッチパネルなのでタッチAFをうまく使うとよい

 では、いろいろと撮ってみる。

 青空の下、iAモードで広角端と望遠端。ちょっとディテールが細かい被写体、日本丸。

 ちょっとディテールが甘い感じはあるけど、色も陰影もいい感じに撮れてる。

日本丸を正面から広角端で(24mm相当 1/1000秒 F7.1 ISO200)
船の舳先を望遠端で。15倍あればここまで寄れる(360mm 1/1000秒 F6.4 ISO200)

 続いて人物。iAモードで人の顔を見つけると自動的にポートレートモードになる。

iAモードでポートレート(60mm相当 1/640秒 F5.8)

 続いて、せっかくストロボを内蔵しているので逆光で焚いてみた。シーンモードの「逆光でしっかり撮る」をセレクトすると、ストロボを使おうといわれるので手動でポップアップ。

普通のコンパクトデジカメなのでフラッシュは内蔵しているのだ
シーンモードで「逆光でしっかり撮る」を選んで撮影
逆光モードで内蔵フラッシュをオンにして撮影(60mm相当 1/800秒 F5.0 ISO200)

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