10人で逃げ切ったR・マドリーが開幕4連勝!! ソシエダ久保建英は今季初の途中出場、“左SB×2”の徹底警戒受ける
ラ・リーガは13日、第4節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダはレアル・マドリーに1-2で敗れた。R・マドリーが前半に退場者を出したなか、久保は今季初のベンチスタートで後半21分からピッチに立つも、2枚のサイドバックとマッチアップする警戒態勢を崩せず、古巣相手に決定的な働きはできなかった。
国際Aマッチウィーク明けのラ・リーガ再開戦。日本代表活動でマイナスの時差があるアメリカ遠征を行っていた久保は左足首負傷の影響もあってか、今季初のベンチスタートとなり、MFミケル・ゴティとMFゴンサロ・ゲデスが今季初先発を果たした。一方のR・マドリーもウルグアイ代表活動明けのMFフェデリコ・バルベルデがベンチに控えた。
試合は前半12分、ソシエダのミスを逃さなかったR・マドリーがさっそく先行した。ソシエダはM・ゴティのバックパスが後方に流れ、これをCBが処理できずにいると、FWキリアン・ムバッペが爆発的なスピードを活かしてボール奪取。そのままGKアレックス・レミロとの1対1を迎え、右足でネットを揺らした。ムバッペはこれで今季4試合めにして早くも4ゴール目となった。
その後もR・マドリーが一方的に攻め立て、ソシエダは守る展開が続く。ところが前半31分、ワンプレーで流れが変わった。ソシエダはR・マドリーの攻勢を自陣深くで阻み、DFイゴール・スベルディアがロングフィードを蹴ると、これにFWミケル・オヤルサバルが反応。一歩抜け出したところでDFディーン・ハイセンに後方から倒され、ハイセンは一発退場処分を下された。
そこからはややソシエダが持ち直し、ボールを握る時間が続いた。しかし、やはりR・マドリーのクオリティーが上回った。前半44分、MFアルダ・ギュレルのスルーパスに反応したムバッペがボックス内左でDFアリツ・エルストンドを豪快なターンでかわし、ゴール方向に向かうと、マイナス方向にラストパス。そこに走り込んだギュレルが狭いスペースの中から右足で狙い、ゴール右隅に流し込んだ。
R・マドリーは後半からバルベルデを投入した一方、ソシエダは動かずに後半へ。それでも後半5分、ソシエダはDFドゥイエ・チャレタ・ツァルからのロングフィードを受けたゲデスが右サイドを突破すると、鋭いクロスをオヤルサバルがフリックし、MFパブロ・マリンがゴールを狙う。だが、これはCBに補充されたMFオーレリアン・チュアメニに触れられると、弾いたボールが左右のポストに連続で当たり、枠から外れていった。
ところが後半9分、ソシエダは良い形での攻撃からFWアンデル・バレネチェアが左サイドを攻め上がると、左足クロスがDFダニエル・カルバハルのハンドを誘い、PKを獲得。キッカーの名手オヤルサバルが冷静に右へと流し込み、1点を返した。オヤルサバルはこれが今季初ゴールとなった。
ソシエダは直後、M・ゴティとエルストンドを下げ、今夏加入のMFカルロス・ソレールとDFジョン・アランブルが出場。ソレールは新天地デビューとなり、アランブルはベネズエラ代表明けの出場となった。また後半21分にはゲデスとマリンに代わって久保とMFアルセン・ザハリャンが投入され、明確な攻撃の舵を切った。
するとR・マドリーは直後、DFフラン・ガルシアを左サイドハーフで投入し、DFアルバロ・カレーラスと縦並びで左サイドに蓋をする“久保シフト”を敢行。それでも久保はカットインからの左足クロス、縦突破からの右足クロスで何度もゴール前を狙っていた。だが、同44分の左足シュートが枠を外れるなど決定的な仕事をするには至らず、そのままタイムアップ。R・マドリーが10人で逃げ切り、今季開幕4連勝を果たした。
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