ロシア製油所で火災、ウクライナのドローン攻撃で-燃料不足が深刻化
Bloomberg News
- ドローンの残骸が製油所の設備の一つに落下-地方当局
- ウクライナはドローン攻撃を強化、今月だけで少なくとも12回目
ロシア南部のアフィプスキー製油所で夜間に火災が発生した。ウクライナがロシアのエネルギー関連インフラへの攻撃を続けており、燃料不足が一段と深刻化している。
同製油所があるクラスノダール地方の地域緊急サービス当局は26日、「ドローンの残骸がアフィプスキー製油所の設備の一つに落下した」と通信アプリのテレグラムで明らかにした。「火災は30平方メートルに広がったが、既に鎮火した」とし、死傷者はいなかったという。
米国の和平仲介に向けた取り組みが行き詰まる中、ウクライナはドローン攻撃を強化しており、今月だけで少なくとも12回目となる。
燃料不足が深刻化する中、ロシア政府はガソリン輸出禁止措置を延長し、ディーゼル燃料の輸出も年末まで制限している。
ロシアの製油所稼働率は7月以降、少なくとも7%低下している。
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原題:Russia’s Afipsky Refinery Caught Fire After Ukraine Drone Strike、CORRECT: Russian Afipsky Refinery Caught Fire After Drone Attack(抜粋)
— 取材協力 Alaric Nightingale
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