【自作でWindows 11対策】「自作PCパーツ」もし買うなら……「CPU」編【2025年10月版】

 まずは、現在主流と思われる、第14世代のインテルCPUから、コスト重視のものを見てみましょう。「Core i3 14100F」は、第14世代の一般向けモデルです。型番の末尾についている「F」が、グラフィック機能が内蔵されていないことを示しています。  Amazonでの価格は2025年10月21日現在、1万3661円(税込、以下同)となっており、非常にリーズナブルな価格と言えます。パソコンの心臓部であるCPUがこの価格であれば、こちらに即決定でも損はないレベルと言えるでしょう。なお、グラフィック機能を備えた「Core i3 14100」の価格は1万9670円となっていますので、グラフィック機能を省略した分もかなりお得になっています。  Core i3は「Core i」シリーズの中では、最下位のグレードではありますが、さらに下位の「Core N」シリーズやCeleron、AtomなどにもWindows 11が使用できるものがありますので、むしろグレードは低くない部類と言ってもいいでしょう。  PCIe 5.0/4.0をサポートし、DDR5/DDR4にも対応しており、拡張性も十分。パフォーマンスコア(Pコア)を4コア搭載し、最大8スレッドの処理が可能で、Windows 11に最適化されたモデルとされています。CPUソケットはLGA1700で、インテル700シリーズ・600シリーズチップセット搭載マザーボードと互換性があります。

 「Core i3」よりも少しグレードを上げたモデルも見てみましょう。上記の「14100F」と同様にグラフィック機能を搭載しない「i5」に「Core i5 14400F」があります。同じ第14世代で、ネットショップでの実売価格はAmazonでの2025年9月27日現在価格は約2万5000円からとなっています。  高性能なエフィシエントコア(Eコア)を4コア、効率性を求めたPコアを6コアの計10コア搭載し、最大16スレッドの処理が可能。i3 14100Fは4コア8スレッドでP-コアのみなので、より複数アプリケーションの同時使用に向いた性能と言えます。  筆者の場合には、攻略動画を見たり、チャットで情報共有や連携しながらゲームをしたり、複数のゲームを起動したり、あるいはAndroidのエミュレータでスマホアプリの通知を受け取りながら作業したりしていますので、マルチタスク性能は見逃せないポイントです。  なお、第13世代の「i5 13400F」は逆にこの14世代のものより高くなってしまっています。この「i5 14400F」は性能とコストの両面から言って、現在は非常にお得なモデルと言えそうです。

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