実は2013年のPCでも『BF6』は動く―動作必須要件「TPM 2.0」ほんとに必要?海外起動検証映像
人気FPSシリーズ最新作『バトルフィールド 6』のPC版では、公式に「セキュアブート」と「TPM 2.0」の有効化が必須とされています。しかし、このうち「TPM 2.0」は実際には不要かもしれない、という可能性を示唆する検証動画が公開されています。 【画像】必須要件「TPM 2.0」は不要?旧世代PCでの動作を検証で確認。10年前のPCでもまだ戦えるかも 必須要件はTPM 2.0ではなく「セキュアブート」か 『バトルフィールド6』の公式な最小システム要件には、PCのセキュリティ機能である「セキュアブート」と、セキュリティチップ「TPM 2.0」の両方が有効であることが記載されています。特にTPM 2.0は2015年頃から普及し始めた機能のため、これに対応する以前のCPUを持つ多くのユーザーはプレイを断念せざるを得ない状況でした。 Fully Buffered氏が公開した動画「Battlefield 6 on AMD FX...」では、「最小システム要件が実際に適用されているのか」を確かめるためのテストを実施。まず、TPM 2.0とセキュアブートの両方を搭載しない旧世代PC(Intel i7-2600K)で起動を試みたところ、セキュアブートがないためエラーとなり失敗。 次に、TPM 2.0は非搭載ながら、セキュアブートには対応している2013年頃のPC環境(AMD FX-9590)でテストを実施。BIOS/UEFI設定でセキュアブートのみを有効にして起動したところ、驚くべきことにゲームは問題なく起動。この結果から、本作の起動に実質的に求められているのはTPM 2.0ではなく、「セキュアブート」機能である可能性が高いと考えられます。 2013年のPCでもプレイ可能、『BF6』驚きの最適化 動画では、起動だけでなく実際のパフォーマンスも検証。CPU「AMD FX-9590」とミドルクラスのGPUを組み合わせた環境で、64人対戦モードをプレイしたところ、フレームレートは平均して30fps台半ばから40fps台を維持。入力遅延はあるものの、十分にゲームプレイが可能なパフォーマンスの模様。 『バトルフィールド6』が美麗なグラフィックスも魅力な、高度な最適化により、比較的古いハードウェアでも動作するポテンシャルがあるようです。 もしお使いのPCがTPM 2.0非対応という理由でプレイを諦めていた場合でも、BIOS/UEFI設定で「Secure Boot」が有効にできるか確認してみる価値はあるでしょう。ただし、この仕様は今後のアップデートで変更される可能性も残されています。
Game*Spark 失野