「iOS 18.7.2」登場、iOS 26を望まないユーザー向けの緊急iPhoneアップデート
アップルはiOS 26.1が配信されてから丸2日後に、「iOS 18.7.2」を公開した。これはiOS 26への移行を望まないユーザーにとって最後の呼びかけなのだろうか。以下に内容と入手方法を示す。 昨年、2024年10月下旬にiOS 18.1がリリースされた際、同時にiOS 17.7.1も登場した。3週間後にはiOS 17.7.2が現れたが、その時点でiOS 18系列を実行できるデバイスへのサポートは終了した。 不具合修正の必要性によってはiOS 18.7.3が出る可能性があるが、そうでない場合、今回のiOS 18.7.2がおそらくiOS 18向け最後のセキュリティアップデートになると見られる(同社が、リリースから数カ月後に互換性のあるiPhoneを最新OSへ移行させるという昨年の方針に従うと仮定すればの話だが)。 アップルは、端末が対応しているのであれば、すべてのユーザーにiOS 26へ移行してほしいと考えている。 唯一の戦略の違いが生じるとすれば、昨年はiOS 17に対応したすべてのiPhoneがiOS 18にも対応していたのに対し、今年はiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRがiOS 18に取り残された点である。そのため、アップルはiOS 18のサポートをより長く続ける可能性がある。 しかし、過去数年間、各バージョンの.7.2リリース(iOS 17.7.2、iOS 16.7.2など)は新しいOSにも対応している端末で利用可能な最終バージョンだった。言い換えれば、このリリース以降、iPhone 11シリーズ以降の機種にはiOS 18のアップデートは提供されず、iOS 26のみが提供される見込みだ。iOS 18系列のセキュリティアップデートはiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRユーザーに限定される可能性が高い。 ■どのiPhoneがiOS 18.7.2を実行できるか このアップデートは最新のiPhoneにも提供されている。iPhone XS、XS Max、XRから、最新のiPhone 17シリーズおよびiPhone Airまで、すべてがiOS 18.7.2を受け取り、実行できる。 ■入手方法 アップグレードは簡単だ。iPhoneの「設定」アプリを開き、「一般」→「ソフトウェアアップデート」を選ぶ。次に「ダウンロードしてインストール」をタップすれば、まもなく完了する。筆者のiPhone 17 Proでは容量は755MBで、直近のiOS 26.1アップデートより小さい。 ■リリース内容 新リリースには25件以上のセキュリティ修正が含まれており、「探す」、Safari、メモ、メール、カメラに影響する問題が対象となっている。 ■どちらを選ぶべきか iOS 26のインストールをなお避けたいのであれば、これらのセキュリティ修正のためにiOS 18.7.2へアップグレードすべきである。ただし、iOS 26に全面移行せずに最新状態を保てるのは、おそらくこれが最後の機会だ。
David Phelan