10年近く前の少女不明事件、地元警察が霊能者に協力依頼 米フロリダ州

(CNN) 米フロリダ州に住むパトリック・リーダーさんの娘、ソフィーさんは9年あまり前、15歳の時に行方が分からなくなった。捜査はその後行き詰まり、新たな進展もほとんどないという。 【画像】自宅を出たソフィーさんを捉えた防犯カメラの画像、他4枚 答えを切望するリーダーさんにとって、頼みの綱は事件を担当する捜査員たちだ。 その警察が最近、意外な捜査手段を打ち出した。 リーダーさんはCNNに「どうもよく分からない。霊能者だって?」と語った。 ソフィーさんはフロリダ州フォートローダーデールの自宅から真夜中に出かけたまま、姿を消した。 全米から注目を集めた事件にもかかわらず、なぞはまだ解明されていない。そこでフォートローダーデール市警察は、霊感を使って捜査に協力する「サイキックプロファイラー」2人に相談するという異例の手段に訴えた。 担当者はCNNへの声明で「通常は、市警察が捜査中の刑事事件について、捜査当局以外のだれかに意見を求めることはない」と述べた。そのうえで、ソフィーさんの事件については「新情報が見つかる可能性を求め、新たに特殊なアプローチを試みることをいとわない」との姿勢を示した。 この型破りなアプローチに対し、リーダーさん一家は疑問を抱いている。リーダーさんの姉妹にあたるカーステン・ミルホーンさんはCNNに、「リソースの無駄遣いだ」と語った。 霊能者が事件を解決できるという確かな証拠はないものの、一部の捜査機関は通常の手がかりが尽きた時、この手段を使う場合がある。 ソフィーさんの事件を扱うサイキックプロファイラーの一人、アレハンドラ・テイボーンさんは、「だれもが霊能者を進んで受け入れるわけではないだろう」と語る一方、「受け入れる気にならないとしても、ほかに何か失うものなどあるだろうか」と問いかけた。

リーダーさんによると、行方不明になる前のソフィーさんは芸術的才能に恵まれた素晴らしい子どもだった。ただ、生い立ちのなかで「多少の家庭問題」も経験していたという。 その娘が2017年5月19日の夜に突然姿を消してしまうとは、想像もしていなかった。リーダーさんは、ソフィーさんが電話で話しながら家の中を歩き回っているのを見つけ、もう寝なさいと声をかけた。 「だが実際はベッドに入らず、家から出て行ってしまった」と、リーダーさんは言う。 同じ住宅街にある別の民家に設置された防犯カメラの映像には、ソフィーさんが午後11時半ごろ歩道を歩く姿が映っていた。もう一つの防犯カメラは、午前2時すぎに自宅からそう遠くない大通りを歩く姿もとらえていた。 ソフィーさんは茶色い巻き髪を左右のお団子にまとめた髪形で、ヘッドフォンを着け、人けのない道路を一人で歩いていたとみられる。当時の身長は約152センチ、体重は約45キロだった。 17年に警察が捜査令状を請求した際の書類によると、ソフィーさんのスマートフォンやグーグル・アカウントの履歴で最後に確認できた位置は、自宅から3キロほど離れたアパートだった。 このアパートには、重罪で有罪となったレナード・ジェニングス受刑者(当時37)が住んでいた。ただし市警察によると、この人物はソフィーさんの事件の容疑者ではなく、重要参考人とされている。 警察の報道担当者はCNNに、「市警察はソフィーさんが行方不明になった夜、(ジェニングス受刑者と)連絡を取っていたとみている」と述べた。 書類によれば、ソフィーさんがこの夜、最後に電話をかけたのはちょうどアパートに着いた午前3時7分で、発信先は同受刑者の番号だった。 警察の記録によると、この通話が終わった後、ソフィーさんの電話は午前9時13分まで同じ場所から信号を出していたが、その後ネットワークとの接続が途絶えた。電源が切られた、または無効化されたとみられる。 それから何が起きたのかは、いまだになぞのままだ。

CNN.co.jp
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