日経平均は急反発、史上最高値更新 ソフトバンクGけん引
東京株式市場で日経平均は急反発し、前営業日比845円45銭高の4万8580円44銭で取引を終えた。写真は2024年12月、東京証券取引所で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は急反発し、前営業日比845円45銭高の4万8580円44銭で取引を終えた。米ハイテク株高や為替の円安基調を支えに、史上最高値を更新した。寄与度の高いソフトバンクグループ(SBG)(9984.T), opens new tab株の上昇が日経平均を470円押し上げた。
ソフトバンクグループはスイスのABB(ABBN.S), opens new tabのロボティクス事業を買収すると前日に発表したことを評価する買いが入り、株価は11%高となって上場来高値を更新した。日経平均はSBG株がけん引する形となり、一時862円高の4万8597円08銭に上昇した。
東証プライム市場では、値下がりと値上がりの銘柄数に大きな差がない中、日経平均の1.7%高に対してTOPIXは0.6%高にとどまっており「AI人気や高市トレードを踏まえた先高観から、指数を買う動きとなって構成比の高い銘柄に偏った上昇になった」(三木証券の北沢淳商品部投資情報課次長)との声があった。
TOPIXは0.68%高の3257.77ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.68%高の1677.31ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆2829億5900万円だった。東証33業種では、値上がりは情報・通信や証券、非鉄金属など20業種、値下がりは海運や水産・農林、輸送用機器など13業種だった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.75%高の759.24ポイントと5日続伸した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが928銘柄(57%)、値下がりは623銘柄(38%)、変わらずは65銘柄(4%)だった。
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