【マッチレポート】J1-32[H] 浦和レッズ戦『我慢と修正力は成長の証』(25.9.28)

2025年9月27日(土) J1第32節 東京ヴェルディ vs 浦和レッズ 18:03キックオフ 味の素スタジアム [入場者数]24,643人 [天候]晴、弱風、気温26.6℃、湿度49%

東京V 0‐0 浦和 前半:0‐0 後半:0‐0 [得点] なし

※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー GK1   マテウス DF6   宮原和也(83分 鈴木) DF4   林尚輝 DF2   深澤大輝 MF26 内田陽介 MF8   齋藤功佑(83分 平川) MF7   森田晃樹 MF40 新井悠太 FW14 福田湧矢(76分 平尾) FW9   染野唯月(83分 寺沼) FW38 唐山翔自(67分 松橋)

(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF15鈴木海音。MF16平川怜、17稲見哲行、19松橋優安、39仲山獅恩。FW25熊取谷一星、45寺沼星文、71平尾勇人)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■前半の苦しい時間をしのぐ

切り返して内田陽介をかわしたマテウス・サヴィオが中央にラストパス。走り込んだ中島翔哉はミートできずに逆サイドへと流れるが、安心するのはまだ早い。金子拓郎が左足でシュートを打ち、マテウスのセービングでコーナーキックに逃れた。

試合が始まってすぐ、赤の波が東京ヴェルディのゴールを襲う。浦和レッズのコーナーキックが連続し、マリウス・ホイブラーテンに付く深澤大輝は周囲に目を配りながら盛んに声を出した。問答無用で耐えなければいけない時間だ。一歩後ろには、昏い裂け目が広がっている。

立ち上がりの第一波をしのぎ、前半の中頃に第二波。19分、中島のコーナーキックをM・ホイブラーテンが頭ですらし、松尾佑介がシュートはクロスバーにはね返る。染野唯月が大きくクリアした。森田晃樹がすぐさまプレスをかけ、関根貴大のパスを福田湧矢がインターセプト。東京Vがカウンターに転じるが、森田が福田に出したパスは通らない。

27分、相手のパスミスから唐山翔自がドリブルを仕掛け、シュートはダニーロ・ボザがブロック。それまで浦和のカウンタープレスに捕まっていた東京Vは、以降、徐々にボールを動かせるようになる。

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