伊東純也の左ウイングバック起用が浮上! メキシコ戦に臨む森保J、3バック布陣で攻撃練習
左サイド起用の可能性が出てきたMF伊東純也(ゲンク)
アメリカ遠征中の日本代表は現地時間4日、国際親善試合メキシコ戦(6日・オークランド)に向けてカリフォルニア州バークレーで調整した。冒頭約30分間が報道陣に公開され、攻撃練習ではこれまで右サイド起用が中心だったMF伊東純也(ゲンク)が左ウイングバックでプレー。MF三笘薫(ブライトン)のコンディションが懸念されるなか、左サイドで起用される可能性が出てきた。 日本代表はこの日、ウォーミングアップと攻撃練習を報道陣に公開。攻撃練習ではフィールドプレーヤーが各ポジションにつき、3バックの配球から少ないタッチ数でパスをつなぎ、シュートに持ち込む流れを繰り返した。
公開されたのは右サイドに重点を置いた攻撃のみだったが、その際の左ウイングバックには三笘とFW前田大然(セルティック)と並んで伊東が配置されていた。伊東は3バック導入以降、主に右ウイングバックと右シャドーを中心にプレーしていたが、所属先のゲンクでは左ウイングを務めていることもあり、同サイドの左ウイングバックで起用される可能性が浮上した。
一方、右ウイングバックにはDF菅原由勢(ブレーメン)、DF望月ヘンリー海輝(町田)、DF関根大輝(スタッド・ランス)といった守備的な選手が入っており、4バックにも可変できる布陣だった。なお、最終予選で右ウイングバックを務めていたMF堂安律(フランクフルト)はMF久保建英(ソシエダ)、MF佐野航大(NECナイメヘン)と並んで右シャドーに入っていた。
その後、左サイドからの攻撃に移るタイミングで報道非公開に。その際には堂安が右ウイングバック、伊東が右シャドーに移っており、複数ポジションでの起用が想定される選手は異なる役割もテストしている様子だった。 日本代表は現地時間5日、試合会場のオークランド・コロシアムで前日練習と公式会見を実施。6日のメキシコ戦に臨む。 ▼攻撃練習の当初ポジション 左シャドー:南野拓実、鎌田大地、鈴木唯人 右シャドー:堂安律、久保建英、佐野航大 ボランチ:遠藤航、佐野海舟、藤田譲瑠チマ 左ウイングバック:伊東純也、三笘薫、前田大然 右ウイングバック:菅原由勢、望月ヘンリー海輝、関根大輝 センターバック:長友佑都、荒木隼人、板倉滉、渡辺剛、瀬古歩夢 ゴールキーパー:早川友基、大迫敬介、鈴木彩艶 (取材・文 竹内達也)●2026W杯北中米大会特集