自動車など関税維持との米大統領発言、「承知しているがコメントせず」と赤沢氏
5月14日、赤沢亮正経済再生相は、トランプ米大統領が自動車・鉄鋼・アルミなどに課している関税を見直す意向はないと発言したとの報道について、「(発言は)承知しているがコメントしない」と述べた。都内で先月18日撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 14日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は14日、新しい資本主義実現会議後の記者会見で、トランプ大統領が自動車・鉄鋼・アルミなどに課している関税を見直す意向はないと発言したとの報道について、「(発言は)承知しているがコメントしない」と述べた。
その上で「米国の自動車・同部品・鉄鋼・アルミ関税、相互関税など一連の関税措置は極めて遺憾であり、見直しを求めていく」との方針を繰り返した。
読売新聞によると、トランプ大統領は12日、日本などとの関税交渉で、自動車や鉄鋼などに課している品目別の関税について、今後も維持する可能性を示唆した。撤回の余地について「まだ検討もしていない」と述べ、あくまで製造業の国内回帰を優先する考えを強調したと報じている。
日米は3回目の関税交渉を今月中旬以降に行う予定となっている もっと見る が、赤沢再生相によると、日程は確定していないという。
米中の合意が日米の交渉に与える影響についての質問には「日米貿易協定を結んでいる日本と、同種の協定を結んでいない米中とは違う」と述べるにとどめた。
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