スポルティング、プリメイラ・リーガを連覇! 2試合ぶり先発の守田英正は攻守で存在感

 プリメイラ・リーガ第34節(最終節)が17日に行われ、スポルティングとヴィトーリア・デ・ギマランイス (ヴィトーリアSC)が対戦した。  ここまで33試合を消化したリーグ戦で24勝7分2敗を記録し、勝ち点「79」の首位に立つスポルティング。優勝の可能性を残す2位ベンフィカとは勝ち点で並んでいるものの、直接対決の結果で優位な立場にあるスポルティングは、今節勝利すると無条件でのプリメイラ・リーガ連覇が決定する状況だ。公式戦16試合無敗と好調を維持して迎えた最終節に、日本代表MF守田英正は中盤の一角として先発した。  試合は立ち上がりからスポルティングが相手を圧倒するが、ヴィトーリアSCも粘り強い守備でゴールに鍵をかける。チームがゲームの主導権を握るなか、リーグ戦2試合ぶりに先発した守田も攻守で積極的なプレーを披露。鋭い出足の守備や隙を見た攻撃参加で存在感を示す。前半終了時点でスポルティングが放ったシュートは7本。ヴィトーリアSCの1本と大きく上回るが、スコアレスでハーフタイムに突入した。  後半最初の決定機は守田に訪れる。48分にヴィクトル・ギェケレシュのクロスから左サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたゼノ・デバストが右足でインスイングのクロスを入れると、ファーにポジションを取った守田が頭で合わせる。しかし、高い打点で放ったヘディングはわずかに枠の上へと外れ、スポルティングがチャンスを逃してしまった。  そんななか、55分にホームチームが均衡を破る。ポゼッションでヴィトーリアSCを押し込みつつ、中盤でボールを受けたエドゥアルド・クアレスマがドリブルを開始。巧みなタッチで中央を突破し、左脇のデバストに横パスを出す。ペナルティエリア左角のマクシミリアーノ・アラウホに展開すると、走り込んできたペドロ・ゴンサウヴェスがダイレクトの折り返しをワンタッチでシュート。コンパクトに振ったボールがゴールに吸い込まれ、スポルティングが先制した。  65分には右サイドでのコーナーキックからフランシスコ・トリンコンが短くリスタート。デバストとの連携からボールを持ったジェニー・カタモがカットインを選択し、左足を一閃。強烈なシュートが枠に向かったが、惜しくもポストに嫌われる。76分には守田が交代となった。さらに82分、相手のヘディングで生まれたこぼれ球をギェケレシュが回収。ボックス内での華麗なタッチでマーカーをかわし、冷静にネットを揺らして追加点を挙げた。  結局、そのまま試合は2-0で終了。勝利したスポルティングがリーグ連覇を決めた。今後、スポルティングは25日にタッサ・デ・ポルトガル決勝でベンフィカと激突する。 【スコア】 スポルティング 2-0 ヴィトーリア・デ・ギマランイス 【得点者】 1-0 56分 ペドロ・ゴンサウヴェス(スポルティング) 2-0 82分 ヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティング)

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