トランプ氏、民主党との会談で「影響あると思えず」-政府閉鎖回避巡り
Erik Wasson
- 民主党の議会指導部が会談求めるも大統領は明言避ける
- 上院は19日、両党がそれぞれ提出したつなぎ予算案をいずれも阻止
米政府機関の一部が閉鎖の恐れがある10月1日が迫る中、米民主党の議会指導部はトランプ大統領との会談を求めた。しかし大統領は応じるかどうか明言しなかった。
トランプ氏は20日、ホワイトハウス前で記者団に「会談したい気持ちはあるが、影響があるとは思えない」と述べた。
上院では19日、共和、民主両党がそれぞれ提出したつなぎ予算案がいずれも阻止された。これを受け、トランプ氏は政府機関閉鎖の可能性は高いと述べる一方で、「民主党との協議を続ける」と語った。
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トランプ氏は20日にも、民主党は2024年の選挙で大敗したにもかかわらず、そこから学ばずに要求を続けていると指摘したが、「彼らが望むなら会談したい気持ちはある」と述べた。
法案成立に数日を要する上院は29日まで休会に入った。下院は10月7日まで休会する。
米議会議事堂で記者会見するシューマー民主党上院院内総務(9月19日)
民主党のシューマー上院院内総務とジェフリーズ下院院内総務はトランプ氏宛ての書簡で、「共和党の歳出法案が否決されたにもかかわらず、両院で多数派を占める共和党議員は議会を離れ、政府資金の確保という責任を放棄した」と非難した。
民主党は医療関連支出の拡大を要求しているが、共和党は応じず、11月21日まで政府機能を維持する単純なつなぎ予算案を支持している。
原題:Trump Says Meeting Democrats to Avert Shutdown Unlikely to Help(抜粋)
— 取材協力 Jennifer A Dlouhy and Chenny Chen
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