先発か、抑えか… 佐々木朗希の来季起用法に米国内で早くも議論の声 米識者は「クローザーとしてやっていくタイプ」
MLB
ポストシーズンでは抑えで活躍した佐々木。来季の起用法は? (C) Getty Images
ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希は来シーズン、果たしてどのような起用法となるのか。MLBデビュー当初とは異なる役割を担い世界一連覇に貢献した右腕は、はやくも議論のテーマを投げかける存在となっている。 開幕2戦目で先発マウンドに登り、ドジャースで公式戦初登板を果たした佐々木は、その後、先発として役割を果たしきれず、5月初めには右肩不調のため負傷者リスト(IL)入り。レギュラーシーズン終盤、リリーフ投手として戦列復帰を果たし、ポストシーズンではクローザーも任されるなど、新たな適性を垣間見せた。 ただし、佐々木の救援起用は、ドジャースブルペン陣が不振に見舞われたことによる、苦肉の策だった印象も拭えず、今オフでは“新守護神”獲得の可能性なども囁かれている。本来、先発投手として評価されてきた佐々木に、来季も試合後半のマウンドを任せるというプランは、不自然と捉える意見も少なくないだろう。 米国内からも、さまざまな声が上がっている。現地メディア『YARDBARKER』では、ポストシーズンでの佐々木の活躍を称えるとともに、来季に向け、「ドジャースがこの方向性を維持するなら、ササキは“低コストの抑え候補”となるだろう」と主張。また一方では、FA市場での救援投手補強が成功した場合として、「ササキを改めて先発として育成する可能性もある」などと論じている。 その他、米スポーツ誌『Sports Illustrated』は11月7日の記事で、米識者のエリック・ロンゲンハーゲン氏が佐々木の起用法について、次のような見解を示している。 「もし、どちらが適しているかと問われたら、ロウキはおそらくこれからクローザーとしてやっていくタイプだと思う」 そう語る同氏は理由として、制球力と速球、それぞれの質がまだ不十分であるとして、「彼の速球にエメット・シーハンのような“伸び”と切れ味があれば、多少のコントロールの乱れは致命的にならないだろう」などと説明している。 そのうえで、「だがそうでない以上、速球の弱点を補うためにはコマンド(制球)の精度が必要になる。そして、そのレベルに到達するには、現段階ではクローザーとしての役割で投げながら、発展させるしかないと思う」との見解を示している。 メジャーで1シーズンを過ごした佐々木は来季、どんな形でマウンドに登るのか。その答えは、まだしばらくは見えてこないかもしれない。 構成●THE DIGEST編集部
【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も
【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け!
【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻&パートナー”を一挙紹介!