日経平均は続落、中東警戒 配当取りでTOPIXはプラス
[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比230円58銭安の5万3373円07銭で取引を終えた。中東情勢を巡る警戒感が根強い中、週末前の利益確定売りが広がった。朝方は一時1000円超安となったが、売り一巡後はプラス圏に浮上する場面もみられた。この日は3月期決算企業の権利付き最終売買日に当たり、配当取りの動きや配当再投資への思惑が広がった。TOPIXは反発した。
日経平均は364円安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、一時、1086円安の5万2516円92銭の安値をつけた。前日の米国株式市場で、人工知能(AI)や半導体関連など大型ハイテク株が急落した流れを引き継ぎ、指数寄与度の高い銘柄が日経平均を押し下げた。
後場は徐々に下げ幅を縮小し、プラス圏に浮上する場面もみられた。高配当バリュー株への物色が一段と広がったほか、時間外取引での米株先物の底堅い動きやアジア株の持ち直しが支えとなった。
トランプ米大統領は26日、イランのエネルギー施設への攻撃を再び延期し、10日間の猶予期間を与えると発表した。マリン・ストラテジーズの香川睦シニアマーケットアナリストは「10日間は不透明感が続き、原油相場の乱高下が続くのではないかという不安と、どこかのタイミングでトランプ大統領が停戦計画の項目で譲歩するといった、TACO(トランプ氏はいつも尻込みして退く)への期待が混在しているようだ」とコメントした。
TOPIXは0.19%高の3649.69ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.19%高の1880.68ポイントだった。プライム市場の売買代金は7兆9890億4700万円だった。
東証33業種では、値上がりは鉱業、海運、石油・石炭製品、電気・ガス、医薬品など22業種、非鉄金属、不動産など11業種が値下がりした。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1063銘柄(67%)、値下がりは463銘柄(29%)、変わらずは59銘柄(3%)だった。
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