マレーシア航空機撃墜、ロシアに責任との認定拒否=クレムリン

5月13日、 ロシア大統領府(クレムリン)は2014年にウクライナ上空でマレーシア航空の旅客機が撃墜されて乗客乗員298人が死亡した事件について、国連傘下の国際民間航空機関(ICAO)理事会がロシアに責任があるとした認定は偏向的として拒否した。写真はロシア大統領府のぺスコフ報道官。モスクワで10日代表撮影(2025年 ロイター)

[モスクワ 13日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)は13日、2014年にウクライナ上空でマレーシア航空の旅客機が撃墜されて乗客乗員298人が死亡した事件について、国連傘下の国際民間航空機関(ICAO)理事会がロシアに責任があるとした認定は偏向的として拒否した。

クレムリンのペスコフ報道官は「周知のとおり、ロシアはこの事件の調査に参加しておらず、従っていかなる偏向的結論も受け入れない」と述べた。

ロシア外務省も認定を非難する声明を発表。「ロシアはICAOの認定を認めない。正当性がない」とウェブサイトで述べた。

また、事件の「主たる加害者」は当時、ロシアの支援を受けた東部ドンバス地方の分離独立派と戦っていたウクライナ政府だと主張した。

この航空機マレーシア航空MH17便は、ウクライナの親ロシア派分離主義者とウクライナ軍の激戦中だった14年7月17日、アムステルダムからクアラルンプールへ飛行中にウクライナ東部上空で撃墜された。

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