ウクライナ北部に夜間攻撃、子ども3人含む14人負傷 首相が非難

 8月20日、 ウクライナのスビリデンコ首相はロシア軍が北部スムイ州を夜間に攻撃し、子ども3人を含む少なくとも14人が負傷したと発表した。写真はドローン攻撃を受けたスムイ州の現場。ウクライナ当局が20日公開(2025年 ロイター)

[キーウ 20日 ロイター] - ウクライナのスビリデンコ首相は20日、ロシア軍が北部スムイ州を夜間に攻撃し、子ども3人を含む少なくとも14人が負傷したと発表した。

住宅街が標的になったという。負傷した子どもは生後5カ月、4歳、6歳だった。Xへの投稿で明らかにした。

地元当局によると、攻撃はドローン(無人機)15機で行われた。

同首相は「ロシアはウクライナ全土で純粋なテロ行為を通じて引き続き恐怖をまき散らしている。今回も家族が住む家や眠っている子どもを標的にした」と述べた。

ロシアは民間人や民間インフラを攻撃していないと繰り返し主張している。

ウクライナ空軍によると、ロシア軍は夜間にドローン93機とミサイル2発をウクライナに発射。空軍はドローン62機とミサイル1発を撃墜した。

国家非常事態庁によると、南部オデーサ州でも「大規模なドローン攻撃」があり、1人が負傷。燃料・エネルギー施設で大規模な火災が発生した。

エネルギー省によると、今年3月以降、ウクライナのエネルギー施設は2900回の攻撃を受けている。

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