豪首相、ネタニヤフ首相の批判を一蹴 パレスチナ国家承認巡り
8月20日、オーストラリアのアルバニージー首相(写真)は、イスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ国家承認を巡りアルバニージー氏を非難したことについて、各国首脳を敬意をもって扱っていると発言した。インドネシアのジャカルタで5月撮影(2025年 ロイター/Ajeng Dinar Ulfiana)
[シドニー 20日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は20日、イスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ国家承認を巡りアルバニージー氏を非難したことについて、各国首脳を敬意をもって扱っていると発言した。
ネタニヤフ氏は19日、豪政府がパレスチナを国家承認する方針を表明したことを受け「歴史はアルバニージー氏を、イスラエルを裏切りオーストラリアのユダヤ人を見捨てた弱い政治家として記憶するだろう」とXに投稿した。 もっと見る
アルバニージー氏は会見で「私はそうした発言を個人的には受け止めず、外交的に対処している。(ネタニヤフ氏は)他の指導者についても同じようなことを言っている」と発言。
その上で、パレスチナ国家を支持する決定は事前にネタニヤフ氏に伝えていたとし「その際、私は自分の見解と今後のオーストラリアの進むべき方向についてネタニヤフ首相に明確に伝えた。私はどのような政治的な解決策があるのか(ネタニヤフ氏に)説明の機会を与えた」と述べた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab