「辛くしないで」とお願いしたのに激辛ポテトが出てきた → シェフに理由を聞いたら、そもそも逃げ道がなかった【カンバ通信:第505回】
ジャンボ〜! ケニアのナイロビでタクシー運転手をしているケニア人(カンバ族)のチャオスだよ。
今日もランチにポテトを食べに行ってきたので、その時のことをレポートしよう。
今回のお店の名前は「TJS CUISINE」。
イスラム系のレストランである。
店内に入ってみると、まず感じたのがスパイスの香り。
お店の中には、スパイシーな香りが広がっていた。
スタッフのみなさんはとても明るく、僕のことを気持ちよく迎えてくれたよ。
スタッフによると、このお店では多くの料理にスパイスを使っているらしい。
スパイシーな味付けを好むお客さんが多いので、自然とそういう料理が中心になっているのだという。
僕が行った時、お店はそれほど混んでいなかった。
そこで、いつものようにポテトを注文することにした。
ただ、僕は辛いポテトがあまり得意ではない。
なので注文する時、スタッフにしっかりお願いした。
「僕のポテトには、辛いスパイスを入れないでください」
スタッフもわかってくれたので、これで大丈夫。
そう思って待っていた。
しばらくして、僕のポテトが運ばれてきた。
さっそく食べてみると……
めちゃくちゃ辛い。
普通にスパイシーなのである。
「スパイスを入れないでとお願いしたんだけど……」
スタッフに確認すると、
「ごめんなさい。シェフがスパイスを入れないことを忘れてしまったみたい」
とのこと。
なるほど。
それなら仕方ないのかなと思ったのだが、せっかくなので僕はシェフ本人にも聞いてみることにした。
「どうして僕のポテトは辛いの?」
するとシェフから、少し意外な答えが返ってきた。
「ここのポテトは、どうしても辛くなってしまうんだ」
なぜなら、ポテトを揚げる鍋の油そのものにスパイスの風味がついているからだという。
つまり、僕のポテトだけスパイスをかけないようにしても、同じ油で揚げる以上、どうしても辛さが残ってしまうらしい。
なるほど。
そういうことだったのか。
最初からそれを教えてくれればよかったのだけどね。
ともあれ、僕も食べてみることにした。
しかし……。
やっぱり僕には合わなかった。
辛さだけではなく、僕には少し苦く感じられて、ポテトそのものをあまりおいしく感じることができなかったのである。
その一方で、サラダはとてもおいしかった。
こちらは僕の好み。
ポテトよりも、むしろサラダのほうがおいしく感じたくらいだよ。
今回のポテトの値段は100ケニアシリング(約115円)。
「辛くしないで」とお願いしたけれど、そもそも油にスパイスの風味がついている。
そんなポテトもあるのだと、ひとつ勉強になった。
辛いものが好きな人なら、おいしく感じるのかもしれないね。
それでは、また次のレポートで会おう。
クワヘリ!
執筆:チャオス(カンバ族) 超訳:GO羽鳥 Photo:RocketNews24.