【漫画】「大腸を全摘出」クローン病歴17年の決断… “壮絶な術後”の記録に「貴重な体験談」「励まされた」
- 2026.04.30
- 著者 : オトナンサー編集部
- 漫画作者 : 小島えいゆ
Xで公開されている漫画家の小島えいゆさんの漫画が「大変な手術を乗り越えた姿に、勇気をもらった」と話題に。そこで、作者に話を聞きました。
漫画家の小島えいゆさんの漫画「大腸全摘した時のはなし」が、Xで合計6000以上の「いいね」を集めて話題となっています。
クローン病歴17年の作者は、医師から「大腸を全部摘出した方がいい」と提案されました。その1年後に手術を受けましたが、術後は思っていたより壮絶で…という内容で、読者からは「私もクローン病です」「貴重な体験の共有、ありがとうございます」「胃腸に不安があるので、人ごととは思えず…」などの声が上がっています。
小島えいゆさんは、Xで漫画などを発表しています。小島えいゆさんに作品について話を聞きました。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
小島えいゆさん「大学の浪人生時代に描き始めました。受験した大学が漫画の専攻がある大学だったので、大学在学中に持ち込みや賞に出してデビューしました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけを教えてください。
小島えいゆさん「手術の前日に入院したのですが、しばらく漫画が描けなくなるので、何か痕跡のようなものを残しておきたい気持ちがありました。そこで手術の数時間前から描き始め、直前に投稿しました。手術後、麻酔が覚めてスマホを見たら通知がたくさん来ていてビックリしました」
Q.「大腸を全摘した方がいい」と言われたときの心境を教えてください。
小島えいゆさん「大腸全摘に関しては事前にいろいろと調べていたので、聞いたときは『ついに来たか…』という感覚でした。ただ、性機能障害が出る可能性もあったので、正直めちゃくちゃ迷いました」
Q.手術するまでの一年間で、何か準備したことはありますか。
小島えいゆさん「担当の先生からは体力をつけておくように言われていたので、筋トレなどの運動をしていました。あと同じ大腸全摘した人がSNSで数名いらっしゃったので、術後どうだったかを聞かせていただいたりしていました」
Q.術後、一番大変だったことは何でしたか。
小島えいゆさん「痛みです。何もしなくても切ったおなかとお尻が痛むのですが、動く際はさらに激痛でした。また腸閉塞気味だったので、ガスと便がたまっておなかが張る痛みもあり、痛み止めをもらう時間が待ち遠しかったです」
Q.手術してよかったと思うのは、どのようなことでしょうか。
小島えいゆさん「驚くぐらい元気になりました。手術前は常に倦怠感があり、痔瘻(じろう)がんへの恐れもあったので、病気への不安も常にありました。それが驚くくらいなくなり、周囲の人からも顔色がよくなったと言われるようになりました」
Q.作品について、どのようなコメントが寄せられていますか。
小島えいゆさん「さまざまな方から、病気の体験談や、ご家族に同じクローン病の方がいらっしゃるというお話をいただきました。また、励ましのメッセージをいただいた一方で、『励まされた』と言ってくださる方もいて、印象に残っています。今回2年ぶりに再掲載して、自分の体験を共有できてよかったです」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えてください。
小島えいゆさん「現在、創作系の漫画を商業連載に向けていろいろ準備中です。また、自分も同じような病気のエッセー漫画やSNSの投稿に勇気づけられてきたので、いずれ病気の体験も漫画にできたらなと思っています」
(オトナンサー編集部)
漫画家
LINEマンガ:『主題歌OL歌子ちゃん』(作画担当)配信中。 X:@yuiemajiko