【AI予想・新潟記念】例年以上の豪華メンバーが集結! 人工知能は近走の充実ぶりが目立つ3頭に高評価
本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。 【写真】シランケドのこれまでの軌跡 今週の重賞競走は日曜日に新潟記念(GIII)と中京2歳S(GIII)が行われます。その中から新潟競馬場で行われる新潟記念を取り上げます。まずは過去の傾向から。 昨年までの新潟記念はハンデ戦で行われていましたが、今年からは別定戦となります。そのため、今年の新潟記念はGIやGIIで実績を残している多くの馬が登録しており、例年以上に豪華な顔ぶれとなりそうです。 さて、過去10年の新潟記念では、前走で重賞に出走していた馬が9勝2着8回3着7回と圧倒しています。オープン特別以下から出走してきた馬は1勝2着2回3着3回と苦戦しています。これはすべて新潟記念がハンデ戦だった時の傾向です。 ハンデ戦であれば前走で格下のオープン特別以下に出走していた馬であっても、斤量の恩恵を受けることで好走することが可能なのでしょう。しかし、今年は別定戦になりますので、基本斤量は決まっています。4歳以上は57キロ(牝馬は2キロ減)、3歳馬は54キロとなります。そこに重賞での実績によって斤量が増える可能性こそありますが、実績に乏しい馬でも先述した基本の斤量を背負うことは決まっています。ハンデ戦のように実力差を埋める斤量の恩恵がなくなりますので、今年は例年以上に実績のある馬や前走で重賞に出走していた馬が好走する可能性が高いように思えます。 昨年までの新潟記念はハンデ戦ということもあり、波乱になることも珍しくありません。しかし、別定戦となった今年はこれまでの傾向とは違い、実績のある実力馬が順当に好走する可能性も十分にありそうな印象です。そのあたりも考慮しながら馬券は組み立てていきたいところです。 それでは早速ですが、今週の新潟記念でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。 ◆近走充実の本命候補 シランケド 23年7月の未勝利戦を勝ってから10戦連続で3着以内と安定感は抜群。近走は2走前の中山牝馬S(GIII)で重賞初制覇を飾ると、その勢いで挑んだ前走のヴィクトリアマイル(GI)でも強敵相手に3着と好走。特にヴィクトリアマイルでは直線で進路を探しながらの追い上げになりながらも、上位2頭とタイム差なしだったのは十分に評価できる内容だったと言えそうです。 今回は前走の東京芝1600mから新潟外回りの芝2000mに舞台は変わりますが、この条件では3走前の魚沼S(3勝クラス)で勝利しています。この時の2着は今年の新潟大賞典(GIII)で4着に入ったグランドカリナンですし、決して相手に恵まれた結果ではありません。高い能力と適性があったからこそ掴んだ勝利と言えそうです。前走で見せた鋭い決め手は直線の長い新潟外回りでさらに威力を増すでしょうし、ここも大崩れすることなく走ってくれるのではないでしょうか。 コスモフリーゲン デビューから9戦して5勝2着2回3着1回。唯一、馬券を外してしまったのは24年3月に出走した湾岸S(3勝クラス)での4着。このレースは非常にレベルが高く、勝ち馬のリフレーミングは同年の小倉記念(GIII)で優勝。2着のセレシオンも同年の新潟記念で2着。さらに3着は重賞で何度も好走しているキングズパレス。これらの馬を相手に4着ですから、着順以上に評価するべき一戦だったと言えるのではないでしょうか。 本馬も重賞初挑戦となった前走の七夕賞(GIII)で勝利。このレースはGIで掲示板に載った実績のあるドゥラドーレスや重賞で好走歴のあるオニャンコポン、シルトホルンなども出走していました。そのメンバー相手に逃げ切って勝ったのは高い能力があってこそ。今回は新潟外回りに舞台は変わりますが、登録メンバーを見ると逃げや先行を得意とする馬は多くありません。直線の長い外回りでもマイペースで先行することができれば、前走のような粘りに粘るというシーンの再現も十分にあるはずです。 ディープモンスター 今年で7歳になる本馬ですが2走前の目黒記念(GII)で4着、前走の小倉記念で3着と衰え知らずの成績を残しています。2走前の目黒記念での上位3頭は先行していた馬と内枠の馬。本馬は後方から直線では外目を走り、上がり最速の脚を使って4着と内容のあるレースを見せていました。 また、前走の小倉記念では大外枠ながら道中で上手く内目へと潜り込んで距離ロスを抑える競馬。ただ、勝負所の4コーナー付近でごちゃつきスムーズさを欠く場面がありました。そこから立て直して3着に入線。先着された2頭は本馬よりも斤量の軽い馬でもありましたし、不利があったことも思えば悲観する内容ではありません。今回は新潟外回りで直線が長くなりますので、2走前に見せた末脚を存分に発揮できる条件となります。終いの脚が活きる流れになるようならば、7歳の高齢でも侮れない1頭と言えるのではないでしょうか。