「アフマダリエフから逃げてない」、亀田和毅「アンチコメント」に反論...「あいつが逃げた」過去に対戦指令も消滅(J
プロボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田和毅(34)が、2025年9月23日にユーチューブを更新し、自身の動画コメント欄に寄せられたアンチコメントに反論した。 【動画】亀田和毅選手とトレーニング中の、父・史郎氏の現在の姿 ■亀田「ムロジョンは大して強くない」 亀田は17日に公開した動画の中で、14日に名古屋で開催された井上尚弥対アフマダリエフ戦の感想を述べた。 世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、32)は、WBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)を相手に防衛戦を行い、3-0の大差判定勝利で王座防衛に成功した。 亀田は、以前から自身のユーチューブチャンネルでアフマダリエフを「最強挑戦者ではない」と公言。17日に公開した動画では、実際、井上とアフマダリエフの間に大きな実力差があったと指摘し、次のように語った。 「スピードの差もあった。俺はやる前から言っていた。ムロジョンは大して強くないから。ピークの時に、(元WBA・IBF同級王者)ダニエル・ローマンと2-1(の判定勝利)だから。実際、(マーロン)タパレスにも負けている。(アフマダリエフは)そこのレベル。(井上は)スピードもあって、カウンターも入れていた。でも、強いパンチは打っていない。完全にヒットアンドアウエーでやっていた」 23日に公開した動画では、亀田の井上対アフマダリエフ戦の感想に対して、批判的なコメントが殺到したことを紹介し、その「アンチコメント」について、スタッフが亀田に意見を求めた。
コメント欄に「アフマダリエフから逃げた人ですよね?」との声が寄せられたことについて、亀田は「逃げたわけではないから」と反論し、過去にアフマダリエフ戦が消滅した経緯を、次のように説明した。 「(自分は)スーパーバンタム級でWBAの1位にいた。次は(WBA・IBF王者のマーロン)タパレスとの指名試合だった。それが流れた。1日でひっくり返った。試合がなくなった。その直後に、井上・タパレス戦(スーパーバンタム級4団体王座統一戦)が決まった。実際、本当に試合が流れた。メールにも残っている」 そして、こう続けた。 「4団体王座統一戦が決まった。じゃあ、『このままスーパーバンタム級にいてどうするの?』と。フェザー級に上げて、IBFだったら世界2位決定戦ができるから、こっちの方がいい。それでフェザー級に上げて、正式発表しました。発表して2日後に、WBAがムロジョンとの挑戦者決定戦の指令を出した。俺は階級を上げて、対戦相手も決まっていた。これの何が『逃げた』になるの?」 亀田はスーパーバンタム級の元世界王者で、王座陥落後、世界ランキング上位を維持するも、長らく世界王座挑戦の機会を得られなかった。早期の世界戦実現に向け、階級をフェザー級に転向。25年5月にIBF同級王者アンジェロ・レオ(米国、31)に挑戦し、判定負けを喫した。 このような背景を踏まえ、亀田は「仮にスーパーバンタム級に下げたところで、次の世界戦がいつになるか分からない状況だった」とし、「(スーパーバンタム級とフェザー級の世界戦が)どっちが早いか、考えたら分かる。(階級を上げる前に)アフマダリエフにメールを送っている。『俺とやるか?』と、2度もメールを送っているけど、返事がなかった。逃げたも何もない。あいつが逃げた」と語った。