トランプ氏、著名投資家ソロス氏を「組織犯罪対策法で起訴すべき」と批判

トランプ米大統領は27日、著名投資家ジョージ・ソロス氏と同氏の息子が組織犯罪対策法(RICO)に基づいて起訴されるべきと主張した。オーストリア・ウィーンで開催されたシュンペーター賞で講演するソロス氏。2019年6月撮影(2025年 ロイター/Lisi Niesner)

[ワシントン 27 日 ロイター] - トランプ米大統領は27日、著名投資家で富豪のジョージ・ソロス氏(95)と同氏の息子について、組織犯罪対策法(RICO)に基づいて起訴されるべきと主張した。起訴容疑の証拠は示していない。

トランプ大統領は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」で、「ソロス氏とその素晴らしい極左の息子は、全米での暴力的な抗議活動などへの支援を理由にRICOに基づき起訴されるべきだ」と主張。「ソロス氏と彼の異常者集団は、米国に多大な損害を与えた!彼の異常な西海岸の友人らも含まれる。気を付けろ、見張っているぞ!」と投稿した。

ソロス氏は野党民主党の主要献金者で、自由主義で知られる。国際的な慈善団体オープン・ソサエティ財団を創設し、人権、政府の透明性、公衆衛生、教育といった分野に大規模な資金を提供する。

オープン・ソサエティ財団の広報は、トランプ氏の発言を批判。「これら非難は言語道断で、虚偽だ。当財団は暴力的な抗議活動に支援も資金提供もしない」と述べた。

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