【●阪神コメント集】藤本C、天敵ケイに「やられっぱなしでは、アカン」森下「カットボール、真っすぐをコントロール良く投げる」

四回1死、DeNAアンソニー・ケイの前に中飛に倒れる阪神・森下翔太=甲子園球場(撮影・中井誠)

(セ・リーグ、阪神0ー3DeNA、20回戦、阪神12勝6敗2分、9日、甲子園)7日に最速優勝を決めた阪神が7月16日中日戦(甲子園)以来、6度目の零敗を喫した。CSファイナルステージ(10月15日開幕)で対戦する可能性があるDeNAのアンソニー・ケイ投手(30)の前に沈黙。7回降板の左腕に左打者のみの3安打に抑えられた。8勝目(6敗)のケイの今季阪神戦成績は7戦1勝2敗で防御率0・57。リーグ最多勝利に1差の村上頌樹投手(27)はケイに2点二塁打を浴びるなど3点を献上。7回を投げ、7月11日ヤクルト戦(甲子園)以来の黒星で4敗目(11勝)を喫した。また7三振を加えて、「124」とし、セ最多に立った。森下翔太外野手(25)は九回の左前打で10戦連続安打。また再登録の伊原陵人投手(25)は九回に登板し、三者凡退。昇格した井坪陽生外野手(20)は八回、代打で三ゴロ。主な選手、コーチののコメントは以下の通り(観衆=78勝46敗3分、観衆=4万2640人)。

◆二回の3失点以降、追加点を与えなかった村上頌樹 「ピッチャーに打たれたんで。十分反省したいと思います。(奪三振数トップも)勝ちたかったんで。そこができなかったんで、次に向けて頑張ります」

◆DeNA・ケイに3打数無安打の佐藤輝明 「いい当たりもあったので…(四回の一ゴロ)」

◆六回、ケイから左前打の中野拓夢 「ある程度イメージしたような感じで打てたんで、その感じを次、当たる時に再現というか。短期決戦になった配球とかも変わってくるかもしれないんで、それは、ちょっとわかんないですけど」

◆ケイについて藤本敦士総合コーチ 「このまま、やられっぱなしでは、アカンと思うので」

◆ケイに3打数無安打の森下翔太 「球の強さもそうですけど、その中でカットボール、真っすぐをコントロール良く投げるので、そういうところかなと思います」

◆ケイに3安打の打線に小谷野栄一打撃チーフコーチ 「ケイ投手に対しての対策というか対応は、テーマになってくると思うので、そこをみんなでやっていければいいと思う」

◆五回、ケイから左前打の高寺望夢 「左投手から打ちたいと思っているので、1本出たことは良かったです」

◆一回、ケイから左前打の近本光司 「初球からいくつもりはなかったですけど、初球からいかないといけないピッチャーだなと思ったので」

◆甲子園初打席で三ゴロの井坪陽生 「そこはあまり考えてなくて。結果出すだけなんで」

◆九回登板の伊原陵人 「リリーフは一球で試合が動いちゃうんで、一球一球、後悔しないように投げ切ることを意識していました」

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