仮想通貨採掘で使用のPS5基板がゲーミングPCに華麗に変身―複数のゲームで試すその性能とは?(Game Spark)

テック系YoutuberのBudget-Buildsが、PS5基板を使用した特殊なPCで複数のゲームを試す動画を公開しました。 【画像】PS5基板使用の異色PCでPCゲームを試す、その実力は? かつて仮想通貨採掘で使用されていたとされる異色のPC、果たしてその実力はどれほどのものでしょうか? コンシューマ向け基板でPCゲームを動かす、尊厳揺らぐ転生劇に注目 Budget-Buildsが中国から96ポンド(約19,489円)で購入したというAMD BC250 APUなる名称のPC。 Zen2コアとRDNA2 GPU、そしてシステムとVRAM共有型のGDDR6を16GB搭載というスペックを聞いて、詳しい人はピンッときたかもしれませんが、実はこのPCはPS5の基板を使用したものなのです。 コンシューマ向け基板を使用したこの異色のPCですが、活躍したのは2021年ごろで仮想通貨のマイニング用として使用されていたとのこと。当時はマイニング人気によりグラフィックボードが軒並み買い占められるなど大きな影響を与えていましたが、それも今は昔の話で、仮想通貨側の仕様変更で使えなくなった機材が安価に放出されているのです。 そしてこのPCの実力を順にみていくと、『グランド・セフト・オートV エンハンスト』(1440p, high settings)でレイトレ無しで65FPS程度でレイトレ有りだと25~30FPS。『サイバーパンク2077』(1080p, 中/高設定)で平均42FPS。『カウンターストライク2』(1440p, competitive settings)で平均130FPS。『Mount & Blade II: Bannerlord』 (1080p, very high)で平均79FPS。そして『ヒットマン3』(1080p, high)で平均47FPS。 第一線級とは言えないものの、価格を考えるとそこそこ動くゲーミングPCと言える結果となったのですが、『オブリビオン リマスター』などの一部タイトルではメモリ不足が原因で不安定になったとのこと。さすがにメモリ16GBでは最近の作品だと厳しい様子です。 ちなみにこのPCはLinuxを入れて運用するのが一般的ということで、実際に使うとなるとややハードルは高め。PC関連の知識があって、そこそこの値段でそれなりのゲーミングPCをとなると、こういった選択肢も存在するといえそうです。

Game*Spark K.K.

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