GoogleのAI「NotebookLM」が進化!資料が動画やレポートに化ける、次世代の学習・仕事術(ライフハッカー・ジャパン)

私にとって断トツでお気に入りのAIツール、Googleの「NotebookLM」が今週、2つの新機能を発表しました。これまでも「メモをポッドキャストに変える」機能がありましたが、ついに学習資料に基づく教育ビデオを生成できるようになったのです。 さらに、あらかじめ用意されたテンプレートを使い、レポートやドキュメントを作成する機能も追加されました。 【この記事のポイント】 GoogleのAI「NotebookLM」が、アップロードした資料から教育ビデオを自動生成する機能を追加 資料の内容を分析し、「事業計画」や「学習ガイド」など、目的に合わせた詳細なレポート作成も可能に 出典が明確で「丸投げ」を防ぐ設計。学習やビジネス資料の整理・要約を効率化するツールとして注目される

NotebookLMをご存じない方のために説明すると、これは有名なChatGPTによく似た大規模言語モデル(LLM)です。しかし、決定的な違いがあります。 ChatGPTがインターネット上から情報を集めてくる(そして、不正確な情報が混じるリスクが常にある)のに対し、NotebookLMはあなたが直接入力した資料だけに依存します。 PDF、リンク、YouTube動画、テキストなど、あらゆるものをアップロード可能です。チャットボットに質問すれば、あなたが提供した資料だけに基づいて回答し、その答えが資料のどこにあるか、出典リンクまで示してくれます。 前述の通り、これまでは2人の声が資料について議論するAIポッドキャストや、暗記カード、マインドマップ、練習クイズの生成が可能でした。

今回、NotebookLMのツールセットに加わったのが、動画とレポートの生成機能です。 使い方は簡単。NotebookLMのノートブックを開き、画面右側にある該当のタイルを見つければOK。(ただし、正直に言うとアプリ版は使い勝手が良くないため、デスクトップPCかモバイルブラウザでの利用を強く推奨します) 「動画生成」の実力 この教育ビデオ機能は、学生や新しいことを学ぼうとする人に最適です。 私も近々受ける認定試験の勉強のため、NotebookLMに放り込んでいた資料で早速試してみました。すると、公約の「5分」を明らかに超える時間はかかりましたが、できあがったビデオは驚くほど良いものでした。 勉強ガイドや資料の内容がしっかり盛り込まれている 重要な情報が視覚的にハイライトされる ナレーションによる補足説明も付いてくる 資料を読み解き「レポート生成」 レポート機能は、もう少し複雑で賢い動きをします。 私が「レポート」ボタンを押すと、私の資料内容に基づき、「解剖学説明」「事業開発計画」といった選択肢が提案されました。ちなみに「ブリーフィング」「学習ガイド」「ブログ投稿」は、常に利用可能な標準テンプレートです。 NotebookLMを学校の勉強に使っている友人に試してもらったところ、彼の「経営コンセプト」クラスの資料では「戦略分析」「リーダーシッププロフィール」が提案されたそう。 どうやら、資料に何が含まれているかに応じて、ソフトウェアがダウンロード可能な文書形式のアウトラインを自動作成してくれるようです。 試しに「解剖学説明」を選んで数分待つと、「指揮系統:神経系」「フレームワーク:骨格系」といったセクションにきれいに分けられた、詳細な学習ドキュメントが出来上がりました。 単なる学習ガイドではなく、より詳しい説明と文脈が加わった、見事なアウトラインでした。


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私が学習用途でNotebookLMを強く推すのには理由があります。 資料を整理し、自分の勉強が教師の求めていることからズレていないか確認するのが、驚くほど簡単になるからです。 それに、ChatGPTとは違い、AIに宿題を丸投げする、なんてことはできません。その代わり、AIが(あなたが提供した資料の)どこからその情報を得たのかをキッチリ示してくれる。これが、結果的により効率的な学習を可能にするのです。 今回のビデオやレポートは、その効率化をさらに加速させる武器です。 音声(ポッドキャスト)で聴く 動画で視覚的に理解する マインドマップで全体像を掴む 暗記カードで練習する 要約(レポート)を読む どんな学習スタイルであれ、NotebookLMは理想的な選択肢になるでしょう。もちろん、よくわからない点は、そのままチャットボットに突っ込んで質問もできます。 学習から「ビジネスの現場」へ 特にレポート機能は、勉強という枠を超え、ほかの種類の「仕事」にも応用が利くはずです。 私は普段から、仕事のファイルや資料を整理するためにNotebookLMを活用しています。そこに「ブリーフィング資料」や「事業計画」を作成する能力が加わったことは、様々な分野で働く人々にとって、非常に強力なボーナス機能となるのではないでしょうか。 著者紹介:Lindsey Ellefson Lifehackerの特集エディター。現在は、勉強法や生産性向上術、家事やデジタルの片付けなどを中心に取材。Lifehacker入社以前は、Us Weekly、CNN、The Daily Dot、Mashable、Glamour、InStyleといったメディアでメディアや政治を取材していた。 Source: NotebookLM

ライフハッカー・ジャパン編集部

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