多波長の美 アンドロメダ銀河の新画像が公開 ベラ・ルービンの功績を称える
こちらは、約250万光年先の銀河「アンドロメダ銀河(M31)」です。 有名な銀河ですが、これまでに見たことがある画像とは印象が異なるかもしれません。 アンドロメダ銀河の最新画像が美しい(sorae YouTubeショート) その理由は、さまざまな波長で取得したデータを使って作られているから。 人の目で捉えられる可視光線をはじめ、赤外線、紫外線、電波、X線の観測データが用いられています。 天体の特徴をより詳しく調べる上で、異なる波長を用いる多波長観測は、今や欠かせない手法です。 この画像は、アンドロメダ銀河などの回転速度から暗黒物質(ダークマター)の存在につながる証拠を示した天文学者ベラ・ルービンの業績を称えて、NASA=アメリカ航空宇宙局のX線宇宙望遠鏡「チャンドラ」を運用するスミソニアン天体物理観測所のCXC=チャンドラX線センターが2025年6月25日付で公開しました。 なお、前日の2025年6月24日には、彼女の名を冠したベラ・ルービン天文台が観測画像を初公開しています。 参考文献・出典 Image Credit: X-ray: NASA/CXO/UMass/Z. Li & Q.D. Wang, ESA/XMM-Newton; Infrared: NASA/JPL-Caltech/WISE, Spitzer, NASA/JPL-Caltech/K. Gordon (U. Az), ESA/Herschel, ESA/Planck, NASA/IRAS, NASA/COBE; Radio: NSF/GBT/WSRT/IRAM/C. Clark (STScI); Ultraviolet: NASA/JPL-Caltech/GALEX; Optical: Andromeda, Unexpected © Marcel Drechsler, Xavier Strottner, Yann Sainty & J. Sahner, T. Kottary. Composite image processing: L. Frattare, K. Arcand, J.Major CXC - NASA's Chandra Shares a New View of Our Galactic Neighbor
sorae編集部