職場で出世した人が「ストレス発散」のためにやっていること・ベスト1
「なんであの人が、出世したの?」 そう感じたことはないだろうか。多くの人は、「仕事で結果を出した人が出世する」と考える。しかし、現実はそう単純ではない。 その答えを教えてくれるのが、書籍『会社から期待されている人の習慣115』(越川慎司著・ダイヤモンド社)だ。これまでに数多くの企業で「働き方」を分析・支援してきた著者が、815社・17万3000人を徹底調査して「同世代より出世が早い人たち」の意外な共通点を突き止めた。大規模な統計データに基づき、「評価される人の行動」を科学的に解き明かした一冊だ。今回は同書から、出世した人の67%が実践していた「ストレス発散方法」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
上司への不満、理不尽な出来事、終わらない業務。
仕事で嫌なことがあった日は、飲み会で愚痴をこぼしてスッキリする。
これを一番のストレス発散法にしている人は多いのではないだろうか。
しかし、出世が早い人たちは、絶対にこの方法には頼らない。
815社17万人を分析し、職場で評価されている人たちの共通点を解析した書籍『会社から期待されている人の習慣115』では、次のように示されている。
飲み会で愚痴を言うのが一番のストレス発散法だという人は少なくないでしょう。ですが心理学の研究では、愚痴を繰り返すほどストレスが増幅し、ネガティブ感情が強化されることがわかっています。 ――『会社から期待されている人の習慣115』より引用
その場では楽になった気がしても、長期的には逆効果になりやすいのだ。
期待されている人の67%が「汗を流す趣味」を持っている
期待されている人たちは、もっと健全な方法で自分を整えている。
同書では、その共通点について次のように示されている。
たとえば、期待されている人の62%が15分のウォーキングを日課にしているというデータもある。
期待されている人たちは、感情を吐き出すのではなく、身体を動かす小さな習慣によってストレスをリセットしているのである。
ストレス発散法を「複数」持つことが大事
さらに重要なのは、彼らが一つの方法に依存していないことだ。
同書では、その理由について次のように指摘されている。
期待されている人たちに共通していたのはストレス発散法を複数持っているという点でした。 心理学でも「コーピングの多様性(多様なストレス対処法を持つこと)」はレジリエンス(立ち直る力)を高める要因とされています。 ――『会社から期待されている人の習慣115』より引用
1つの解決策に頼るのではなく、複数のストレス発散法を持つことが、長期的に強いメンタルを維持する秘訣でもあった。
出世する人は、ストレスに強いわけではない。
うまく回復しているのだ。
そのための習慣が、メンタルの強さを保ち、仕事の成果にもつながっているのかもしれない。
(本稿は、『会社から期待されている人の習慣115』の内容を引用して作成した記事です。書籍では「評価と信頼を得ている人たちの共通点」を多数紹介しています)
越川慎司 著
<内容紹介>
79%が用事がなくても「社内を歩く」習慣を持っている。89%がエレベーターで積極的に「ボタン係」をしている。18%が待ち合わせ相手に「位置情報」を共有している。64%が通勤中に「音声」で学習している……などなど、815社17万人の行動を徹底分析してわかった、出世が早い人たちの共通点を紹介。「そんなことしてたの?」「こんな些細なことが重要だったの?」と、驚きと発見が溢れる、「科学的」で「再現性」のあるビジネス書です。