イラン核施設の損傷、深刻でない可能性 通信傍受と米紙報道
米紙ワシントン・ポストは29日、米国が22日に行った攻撃によるイラン核施設の損害状況について、傍受されたイラン側の通信内容からそれほど深刻ではない可能性があると報じた。写真は6月22日、イスファハーンで撮影(2025年 Maxar Technologies/Handout via REUTERS)
[ワシントン 29日 ロイター] - 米紙ワシントン・ポストは29日、米国が22日に行った攻撃によるイラン核施設の損害状況について、傍受されたイラン側の通信内容からそれほど深刻ではない可能性があると報じた。
ある関係筋はロイターに対し、報道内容を認めたが、イラン当局者による通信内容が真実かどうかについて大きな疑問があるとし、信頼できないと述べた。
トランプ米大統領は29日に放映されたFOXニュースとのインタビューで、イランの核施設が破壊されたとの見解を改めて示し、「誰も見たことのないほど壊滅状態になった。それは少なくとも当面は、核開発の野望に終止符を打ったことを意味する」と述べた。
ただ関係筋によると、米情報機関はこれまでのところ、施設の中核部分は破壊されず、計画を数カ月遅らせる程度にとどまった可能性が高いと分析している。 もっと見る
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