2025上越市長選 あす投票 6人が最後の訴えへ
任期満了に伴う上越市長選は明日2025年10月26日に投開票される。同市長選史上最多で県内自治体の首長選史上最多の6人が立候補し、連日各地を街宣するなど白熱した戦いを続けている。最終日の25日はそれぞれ最後の訴えに臨む。
立候補者しているのは、届け出順にいずれも無所属で、新人で元外交官の小菅淳一氏(73)、新人で元市議会議長の石田裕一氏(62)、元市長の宮越馨氏(84)、現職の中川幹太氏(50)、新人で元参議院議員の風間直樹氏(59)、新人で前市議の丸山章氏(71)の6人。1期4年の現市政への評価や人口減少、物価高対策などが争点。
元外交官の小菅淳一氏(73)
高田の朝市を練り歩く小菅氏小菅氏は高田高校の同級生や経済界、17人の支援市議団らが支える。「信頼と誠実」を掲げ、街宣と1日2か所の個人演説会。国とのパイプをアピールし、産業振興や教育支援などを訴えている。25日は直江津駅前、高田駅前、市民プラザ前で打ち上げを行う予定。
元議長の石田裕一氏(62)
選挙事務所で開いた女性ミニ集会で政策を語る石田氏石田氏は長年取り組んできたサッカーなどのスポーツや障害者福祉団体、一部市議が支援する。「上越愛」を旗印に、街宣を中心に共生社会の実現や地域活性化などを訴えている。25日は新光町2の事務所で打ち上げをした後、地元浦川原区を街宣する。
元市長の宮越馨氏(84)
事務所前を通る車に手を振る宮越氏宮越氏は後援会組織をフル稼働させ、一部市議の支援を受け選挙戦を展開。街宣と1日2か所の個人演説会。「市政立て直し」を掲げ、子供年金など300項目の政策を訴えている。25日は南高田町、本町商店街、直江津駅前、選挙事務所で打ち上げを行う予定。
現職の中川幹太氏(50)
街宣車から支援を訴える中川氏(板倉区)再選を目指す中川氏は、前回同様政党や業界団体などに頼らない草の根選挙で、市政の継続を目指す。ふるさと納税やIT企業誘致など1期目の実績をアピールし、「変革を実感へ」を掲げて支持拡大を訴える。25日は本町5交差点付近、木田交差点で最後の訴えをする予定。
元参議院議員の風間直樹氏(59)
高田の朝市を練り歩く風間氏風間氏はSNSの発信に注力。毎日、動画生配信を行っている。県議、参議院議員時代の支援者らが支える。独自の財源涵養策による家計の負担軽減策、グローバル企業の誘致などを訴える。25日は終日街宣し西本町3の事務所に帰り支援者にあいさつ。その後、YouTubeライブを行う予定。
前市議の丸山章氏(71)
直江津地区で街頭演説する丸山氏丸山氏は地元の清里区を拠点に街宣活動。高校の同窓生らが支援する。人口減少対策を最大の課題ととらえ、若者の移住定住促進、観光振興、企業誘致などを4本柱に10の具体的な政策を訴える。25日は直江津、高田などを街宣し清里区で最後の訴えに臨む予定。