「Nintendo Switch 2」ドックの代用品探しに苦労した話 ダイソーで失敗も、小型ハブが便利
自宅へ戻り、早速セッティングを開始した。Switch 2本体、ACアダプター、HDMIケーブルをハブに接続し、テレビの電源を入れる。しかし、しばらく待つと、画面に映し出されたのは「入力がありません」のメッセージ。何度ケーブルを接続し直しても、本体を再起動しても、テレビには何も映らない。 ここでようやく、重大な見落としに気付く。パッケージの記載はあくまで「Nintendo Switch」対応であり、「Nintendo Switch 2」で使えるとは一言も記載されていないのだ。完全に自分の早とちりであり、確認を怠った自分自身に責任がある。製品に何の落ち度もないため、不満を言う資格はないが、これから購入を検討する人には注意を促したい。安物買いの銭失いを地で行く結果となった。 ただ、この一件で「コンパクトなハブ」という選択肢の魅力に気付かされたのも事実だ。諦めきれず、今度はAmazonで同様の製品を探してみることにした。すると、驚いたことに、同じようなコンセプトの商品が、ダイソーで買ったものと全く同じ……というわけではないが、少し高い1900円(時期によって価格変動がある)で販売されているのを発見した。レビューを丹念に読むと、「Switch 2で問題なく使えた」という報告がいくつか見つかる。サクラコメントか? と不安になるも、これに賭けてみるしかない。 注文した商品が届き、祈るような気持ちで再びテレビに接続する。すると、今度はあっさりとテレビ画面にSwitch 2の見慣れたホームメニューが映し出された。ようやく安堵できた瞬間だった。画質も音質も、純正ドックと遜色ないように感じられた。
こうした小型のハブを1つ持っておくことは、単に修理中の代用品としてだけでなく、さまざまな場面で大きなメリットをもたらす。例えば、旅行や出張でホテルに滞在する際、備え付けのテレビにSwitch 2を接続して大画面でゲームを楽しむことができる。純正ドックは自宅のテレビの横に据え置くことを前提としたデザインとサイズであり、気軽に持ち運ぶには少々大きい。その点、手のひらサイズのハブであれば、本体と一緒に気軽にカバンに入れておける。友人の家に遊びに行く際にも重宝するだろう。 今回の失敗は痛い出費とはなったが、結果的にSwitch 2のプレイスタイルをより豊かにする、最高の「お守り」を手に入れることができた。純正品の安心感は揺るがないが、用途に応じて信頼できるサードパーティー製品を賢く選ぶことで、Switch 2の体験は簡単に拡張できるはずだ。
記事で紹介している商品は、ダイソー全店舗で常に取り扱われていることを保証するものではありません。店舗や時期によっては、未入荷や在庫切れなどにより、商品を購入できない場合があります。
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