チャールズ国王、トランプ発言をネタにキレキレ歴史ジョーク。本人の目の前で会場を沸かす(ハフポスト日本版)
アメリカを訪問中のイギリスのチャールズ国王は4月28日、ホワイトハウスで行われた公式晩餐会に参加し、スピーチでトランプ大統領の過去の発言をネタにしたジョークを披露した。 【動画】会場から大きな笑いが起きたチャールズ国王のジョーク アマゾンのジェフ・ベゾスCEOや、退任予定のAppleティム・クックCEOらも出席した晩餐会で、終始上機嫌の様子だったチャールズ国王。 スピーチでは「大統領、あなたは最近『アメリカがいなければヨーロッパ諸国はドイツ語を話していただろう』とコメントされましたね」と切り出し、次のように述べた。 「あえて申し上げれば、もし私たちがいなければ、あなたはフランス語を話していたでしょう!」 この発言に、会場からは大きな笑いと拍手が起きた。 トランプ氏は1月、スイスで行われたダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)で、ヨーロッパの指導者に対し、アメリカが第二次世界大戦に介入しなければ「あなたたちはドイツ語と、少し日本語を話していただろう」と主張した。 チャールズ国王のジョークは、このトランプ氏の発言を引用して、1756〜1763年にかけて続いた七年戦争のうち、フレンチ・インディアン戦争でイギリスがフランスに勝利した歴史に言及したものだ。
チャールズ国王は晩餐会で、トランプ氏が約4億ドルかけてホワイトハウスにボールルーム(舞踏会場)を作るため、イーストウィングを取り壊したことも歴史を絡めたジョークに。 「大統領、私はこの機会に、イーストウィングの見直しに気づかずにはいられません。申し訳ないことに、我々イギリス人も1814年に、ホワイトハウスの不動産の“再開発”をちょっと試みたことがあります」と述べた。 この発言は、米英戦争中にイギリス軍が首都ワシントンを焼き討ちし、大統領官邸に火を放った出来事を指している。 この冗談はトランプ氏も面白かったようで、妻のメラニア・トランプ氏とともに笑っている様子が見られた。 チャールズ国王は最後までユーモアと歴史を忘れず、次のような言葉でスピーチを締めくくった。 「大統領そしてトランプ夫人、今夜の素晴らしい晩餐に感謝いたします。失礼ながら申し上げれば、ボストン茶会から大きな改善ですね!それではみなさま、カップの中身が紅茶であれ、ワインであれ、スコッチ・ウイスキー、バーボン、あるいはコーラであっても、グラスを掲げ、声を合わせて我々2つの誇りある同盟国の過去、現在、未来に向けて乾杯しましょう」