トランプ銃撃事件、シークレットサービスが先にバンスを逃したことが話題に(ニューズウィーク日本版)

米ホワイトハウス記者夕食会の会場外で発砲があった際、米国シークレットサービスがドナルド・トランプ大統領とJDバンス副大統領のどちらを先に退避させたかをめぐり、オンラインで強い反応が広がっている。 【動画】シークレットサービスが先にバンスを逃がした 4月25日夜、ワシントン・ヒルトンで開かれた同イベントの開始直後に銃声が響き、出席者がテーブルの下に身を隠すなど混乱した様子を捉えた動画が拡散した。この年次イベントはジャーナリズムを称えるもので、トランプ政権関係者も出席していた。 Xユーザーのクリストファー・グリーンはこの映像を投稿し、「シークレットサービスがトランプより先にJDバンスを安全圏に退避させた!」と書き込んだ。他の投稿でも、シークレットサービスがバンスを優先したのではないかとの疑問が出た。 今年のイベントは、大統領就任後一貫してジャーナリスト批判を繰り返してきたトランプが初めて出席したことから注目を集めていた。 会場にはトランプのほか、バンス、ホワイトハウス報道官キャロライン・レビット、その他の高官や外交官、記者らが出席していた。 容疑者はカリフォルニア州トーランス在住のコール・トマス・アレン(31)と特定され、銃2丁とナイフを所持し、会場外のシークレットサービスの検問を強行突破した疑いがある。 銃声は午後8時34分に確認されたが、トランプが座っていた壇上では比較的弱く聞こえた。 CBSニュースによると、発砲から12秒後にシークレットサービスが壇上に駆け上がった。Xに投稿された動画では、バンスがシークレットサービスに肩をつかまれ、壇上右側へ引き離される様子が確認できる。

一方、トランプの前にはエージェントが立ちふさがり防護したが、トランプとメラニア夫人が退避するまでには数秒を要した。「大統領は副大統領の20秒後に壇上から退避した」とCBSニュースは報じた。 トランプは壇上左側へ誘導される際に一瞬よろめき、その後、シークレットサービスの要人警護チームに支えられた。ホテル内の安全な大統領用スイートに移され、主催者は一時イベント再開を模索したが、シークレットサービスの助言でトランプはホワイトハウスへ戻った。 午後8時37分には、スコット・ベッセント財務長官、ピート・ヘグセス国防長官、トッド・ブランシュ司法長官代行、スティーブ・スカリース下院多数党院内総務ら政権関係者の退避が始まった。 バンスが先に退避した理由をめぐりSNSで議論が起きる中、トランプの盾になったエージェントの動きに注目する声もあった。「シークレットサービスの手順は明確で、大統領と副大統領を即座に分離し、一度の攻撃で両者が被害を受けないようにするものだ」と評価する投稿もあった。 事件後、トランプはシークレットサービスの対応を称賛し、「非常に迅速に行動した」と述べた。シークレットサービスの広報責任者アンソニー・グリエルミは26日、本誌に対し、要人の移動や配置は綿密に連携され、戦略的に行われていると説明した。 映像や報道から、バンスがトランプより先に退避したのは事実だが、それが優先を意味するわけではない。グリエルミは「要人の安全な移動には定められた手順がある」と説明している。 テキサス州の警備・リーダーシップ研修企業グローバル・アウェアネス・プロフェッショナルズ(GAP)のマーク・ヘレラ社長は、バンスが先に移動したことは優先を意味しないと指摘する。

ニューズウィーク日本版
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