“テレビが報じない”絶対王者のウラ話「世界記録にフォーカスした瞬間、重圧が減った」…世界陸上で話題の棒高跳・デュプランティスが明かした胸の内(Number Web)

 報道陣との和やかなラリーが続いたのち、飛び出したある質問に意表をつかれた。というか、なぜこんな質問をするのか、意図がわからなかった。 《ちょっと視点を変えた質問になりますが、いつスウェーデン語を習ったんですか? 》  デュプランティスがアメリカ生まれで、途中でスウェーデン国籍を選択したことは知っていたが、なぜこの世界記録を達成した直後の会見で「言葉」に関する質問が出るのか。  デュプランティスは特に表情を変えることなく、回答していく。 「一言もわからなかったのに、1年たったら急に喋れるようになっていたんだ。でもそこそこ喋れるようになっても、まだアクセントが変。アメリカ人っぽいアクセントになってしまう。  今度結婚するんですけど、婚約者も彼女の家族もスウェーデン人。だから家族のディナーをもっと楽しめるようにスウェーデン語を上達させたいですね」  後日、生島淳さんがその生い立ちについて書いたコラムを読んで、この質問の背景を理解することができた。  国籍選択への批判が生まれ育ったアメリカで根強く、スウェーデン語が喋れないことがその象徴のようになっていたのだ。SNSでの中傷もあったようだが、それをスーパースターが乗り越えつつあることを確かめたかったのだろう。  一方で、日本滞在を楽しんでいることも伝わってきた。

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