開いたら驚きます。ノートPCで世界初のディスプレイを搭載した最先端AI PC「Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10」

Photo: Daisuke Ishizaka

「世界初」ってワクワクしません?

…しますよね。その言葉だけでもロマンティックで甘美な響き。新しいモノ、高性能なモノを求めてやまない僕らにとって、それは心を震わすマジックワード。

今回はそんなワクワクを手にしてきました。

LenovoのAI PC「Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10」。こちらがですね、なんとノートPCでは世界初という先進的なテクノロジーを引っ提げてやって来たのです。

まぁ、見てみてくださいよ。驚くから。

見えない「世界初」、この画面に隠れてる

さて、いきなりですが、この画面を見て何か気づきませんか?

そう、最近のノートPCには必ず付いている「あるもの」が見当たりません。…え? 分からない? じゃあ、間違い探し行きますね。せーの。

はい、出てきた。カメラ!

なんとこのノートPC、Webカメラがディスプレイの下に隠れているんですねー。

これはディスプレイ埋め込み式のいわゆる「カメラアンダーディスプレイ」ってやつ。仕組みとしてはカメラが起動されると、カメラ部分のPOLEDディスプレイのカラーピクセルがオフになり、色が無くなります。結果、光が透過できるようになり、ディスプレイの裏からでもカメラに映像を取り込めるんです。

スマートフォンではいくつかのモデルで採用されていますけど、ノートPCでは「Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10」が世界初搭載

そしてこれによって何が良いのかというと…。お気づきですよね?

そうです、ノッチもパンチホールもない、真のフルスクリーン体験ができちゃうってワケです。

しかも、フレーム(ベゼル)もわずか1.7mmという極薄っぷり。

ヒンジも小型化されていて、画面占有率は驚異の98%を叩き出しています。おかげで正面から見たときのノイズの少なさは圧倒的で、ARグラスみたいに空間に浮かぶ画面を見ているかのよう。物理的なディスプレイで、ここまで迫力はそうそうありませんね。技術の進歩ってすげーんだなぁ。

正面からディスプレイを見たときのノイズの少なさは圧倒的でした。

実際に写真や動画コンテンツを見てみると、この画面占有率の高さはマジで正義

まるで映像だけが浮いているような…は言い過ぎですけど、そう言いたくなるくらいの没入感があります。やっぱベゼルって細ければ細いほどいいんだなぁ…。

もちろん、パネル自体の性能もモリモリです。

14型の有機ELパネルを搭載し、WQUXGA(3840×2400)と大きく高精細な「PureSight Pro ディスプレイ」。リフレッシュレートは120Hzとヌルヌルですし、タッチ対応なのもイマドキで良し。

色精度と鮮明さも、Delta E<1、sRGBとP3を100%カバーしているので、シビアな色表現を求めるクリエイターにとっても、信頼できる画面に仕上がっています。

次世代を感じさせるラグジュアリーデザイン

Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10」は、デザインも次世代感がすごいんです。

天板は青と緑が混ざり合ったような深みのあるTidal Teal (タイダルティール)仕上げ。さらに耐衝撃性ガラスで覆う「3Dテクスチャ ガラス カバーデザイン」というアプローチです。

これがまた、うっとりするレベルで美しいの。

天板は、光の当たり方で表情を変えていきます。

その様子は、まるで深い海の中に、サァ…っと光が差し込むような世界観。光の指す方向に合わせたグラデーションの美しさを魅せてくれるんです。

なんというか、落ち着きがありつつも、少しミステリアス、だけど安心感もある。そんな大人のガジェット感が濃縮されているデザインといえますね。

しかも、ただキレイなだけじゃなくて、防御力もプレミアム。耐衝撃性ガラスの硬度はダイヤモンドに近く、圧力や傷への耐性もバッチリ…と、ガンガン外へ持ち出せる防御力を備えています。

画面占有率の話をしましたけど、その恩恵はここにも。

14インチのディスプレイですが、ボディサイズは一般的な13型ノートPCとほぼ同じサイズ感に収まっています。これも狭額縁ベゼルのおかげですね。なおかつ重量も約1.23kgに収めるなど、スペックと高級感を考えたら十分に軽量な部類。

そして、手で持ってみて驚いたのが「剛性感」です。

軽く薄いPCはどうしても華奢になりがち。でも、こちらはギュッと詰まっている堅牢さ=安心を感じるんです。

お外仕事での相棒になってもらいましたが、雑にバックパックに突っ込んでも問題ありませんでしたね。まぁ、こんな宝石みたいな見た目しているので、最初はハラハラしましたが。

高性能なAI処理プロセッサーで、ビジネスを加速

もちろん、中身も妥協なし。

プロセッサーには、最新世代のインテル® Core™ Ultra プロセッサー シリーズ2を搭載。いわゆる開発コードネーム「Lunar Lake」と呼ばれているやつですね。

具体的には…

・インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 258V

・インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 256V

の2モデルから選べます。

このプロセッサー、前世代のインテル® Core™ Ultra よりもかーなーりパワフルに進化しています。動画編集やRAW現像などもサクサクこなせちゃうポテンシャルがあるのはもちろん、メモリがチップに統合されたことで、高レスポンス化や省電力性にも貢献。

動画や写真編集、グラフィックデザインに取り組むクリエイターにもマッチしたスペックに仕上がっています。なんならAdobe Creative Cloudの2か月間の無料メンバーシップも付属していますので、このPCからクリエイティブを始めたいという人にもアリな選択肢かも。

そして、特筆すべきはこいつがAI機能を活用できる「Copilot+ PC」であるということ。

AI処理機能を司るNPUの性能は「47TOPS」へ超絶進化しているので、さまざまなAIタスクをスムーズにこなすことができます。

中でも目玉がこちら。つい最近(やっとですよ)一般向けに実装された「リコール(Recall)」機能。

PCの作業画面をAIが逐一記憶してくれて、後から「あの時の情報どこだっけ?」みたいに探せちゃうの。テキストだけでなく、「虹の写真」という、ふんわりとしたキーワードからでも写真を見つけてくれるのが本当に偉い。

何気なく調べた情報のひとつ。それを自分の記憶から掘り出すのは無理でも、AIなら文句も言わずに精度高く見つけ出してくれますからね。

これ、まだ使ったことない人は損してるレベルなので、早めに体験しておいた方がいいですよ。情報探しの無駄時間、確実に減りますから。

小さく、美しく、最先端。完成された1台

触れば触るほど納得できる。

今回のレビューは限られた時間でしたが、僕の生活・仕事の相棒として活躍してくれた「Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10」はそんなノートPCでした。

コンパクトなフットプリントながら、14インチの広さをもつ精細なディスプレイ。超狭額縁とノートPCで世界初となるカメラアンダーディスプレイによる、圧倒的な没入感は唯一無二。

ラグジュアリー感が高く、大人の色気すら感じさせるデザインも最高ですし、処理能力だって、最新のAIプロセッサー搭載でサクサク&快適と、どこにも妥協がないんですよね。

これら極上の体験が「最先端のガジェットを持ってるぞ」っていう所有欲をモリモリと満たしてくれます。なおかつ、AIでの作業もサポートしてくれて、あらゆる角度で納得して選べる完成された1台に仕上がっていると感じました。

ここまで読んで興味が湧いた方は、ぜひその画面を覗いてみてください。ノートPC世界初。最先端のテクノロジーが広がっていますから。

Photo: Daisuke Ishizaka

Source: Lenovo Yoga Slim 9i Gen 10

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