スマホより軽い、わずか142g。“常に携帯したい”ほど気に入った登山スペックの日傘(ギズモード・ジャパン)
まず驚くのは、手にした瞬間の軽さ。収納袋込みで実測147g、本体はたったの142gと、スマホより軽い。体感として、これだけ軽いとバッグの中に入れても重量が増えたことを感じない。
arata AU-08はもともと、日本の登山フィールドで使うことを想定して開発された傘。突然の強風に耐えられるよう、2段折り構造と8本骨というバランスの良い設計に。 実際に使ってみると、ビル風の中でもその耐風性はしっかり実感できた。 さらに、UPF50+の紫外線カット性能も搭載。強い日差しでも、しっかりと守ってくれる。 「山で使える=街では余裕」というオーバースペック感は、安心感に直結する。
持ちたくなるためには、やっぱりデザインも大事。傘なんてどれも同じ…と思いがちだが、arata AU-08のシルバーはちょっと他にはない質感。ギラギラではなく、マットで落ち着いた輝きがあって、近未来っぽさすら感じさせる。派手なように見えて、意外とどんな場面にも馴染む。 また、たたんだ状態では少し長めだが、それが逆に「リュックに差したくなる」魅力になっていたりする。
見た目や軽さ以上に、しっかり“道具”として成立していることも魅力。8本骨の構造は、風に煽られても骨がグラつく感じはない。 そして秀逸なのが、EVA製のグリップ。太さや長さが絶妙で、大きな手にも小さな手にもフィットする。 実際ハイキングで数時間の連続使用も行ったが、日常の数分の雨傘使用よりも、手の疲れは感じなかった。
「軽くて強くてカッコいい」。傘にそんな要素を求めるなんて、昔は思ってもみなかった。でもarata AU-08はそれを満たしてくれるうえに、日々の安心感を静かに底上げしてくれる。 Photo: Yuhei Tokimatsu
Yuhei Tokimatsu