米イラン、核合意への枠組みづくり着手で合意 協議「進展」受け

 米国とイランは19日、核合意に向けた枠組みづくりに着手することで合意した。イランのアラグチ外相が発表した。米政権高官は協議で「非常に良い進展」があったと明らかにした。写真は両国の間接協議が行われたローマにあるオマーン大使館。19日撮影(2025年 ロイター/Vincenzo Livieri)

[ドバイ 19日 ロイター] - 米国とイランは19日、核合意に向けた枠組みづくりに着手することで合意した。イランのアラグチ外相が発表した。米政権高官は協議で「非常に良い進展」があったと明らかにした。

今回は1週間ぶり2度目の間接協議。アラグチ氏は仲介役のオマーン当局者を通じ、ローマで4時間にわたって米国のウィットコフ中東担当特使と交渉した。

アラグチ氏は協議後、国営テレビに対し、交渉は有益で建設的な雰囲気の中で行われたと説明。「多くの原則と目標についてある程度前進することができ、最終的にはより良い理解に達した」と語った。

協議は継続され、次の段階に進むことで合意。「専門家レベルの会合がオマーンで23日に始まり、合意への枠組みを設計し始める機会になる」という。

26日にはオマーンで交渉担当トップが再び協議を開き、「専門家たちの作業を確認し、それが合意の原則にどれだけ近いかを評価する」とした。

その上で「われわれは楽観的だとは断言できない。非常に慎重に行動している。過度に悲観する理由もない」と述べた。

米政権高官は両国が協議継続で合意したことを確認した。

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