XRPの暴落が近い?ビットコインの高値更新に合わせた「高値切り下げ」が続く:テクニカル分析(CoinDesk JAPAN)
アルトコインは通常、ビットコイン(BTC)と連動して動くが、価格変動の規模はしばしば異なる。 決済に重点を置くエックス・アール・ピー(XRP)を例に取ろう。7月以降、ビットコインの上昇はXRPの上昇を誘発してきたが、XRPは一貫して高値を切り下げている。高値切り下げとは、価格のピークが前回よりも低いことを指し、買い圧力が弱まっていることを示す。 ビットコインが新高値を更新する一方でXRPが持続的に高値を更新できないこのパターンは、XRPの勢いに根本的な弱さがあることを示している。これはXRPの買い手の確信度がビットコインに比べて低い証拠だ。そして、ビットコインが調整局面に入った際、XRPはより急激な下落に見舞われる可能性があることを示唆している。 ビットコインは9月下旬に急騰を開始し、10月6日に12万6000ドルを超える新高値を記録した。XRPにも買い需要が見られたが、上昇は3.10ドルで頭打ちとなり、9月の高値3.19ドルを大きく下回った。 XRPは8月中旬にも同様の高値切り下げを形成しており、当時はビットコインが12万4000ドルという当時の史上最高値に急騰していた。 7月以降、XRPで続くこの一連の高値切り下げは、2.65~2.70ドルの水平サポートゾーンを背景に発生しており、買い勢力の弱体化を示唆している。 つまり、高値切り下げが繰り返されるほど、XRPがこの支持帯を割り込み、2.00ドルまで下落する可能性が高まるのだ。 この弱気シナリオを無効化するには、直近の高値である3.10ドルを高い出来高で上回ることが必要だ。 とはいえ、現時点ではトレンドの強さと反転の可能性を測る主要指標である週足MACD(マックディー:移動平均収束拡散)ヒストグラムが弱気の見通しを支持している。先月はゼロラインを下抜け、現在はゼロライン下で次第に深いバーを形成しており、下降モメンタムが強まっていることを示している。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:XRP Crash Brewing? Prices Continue to Print 'Lower Highs' Alongside New Highs in Bitcoin
CoinDesk Japan 編集部