中国国防相、今週末のシャングリラ会合欠席 米国との会合不明

[北京 ２９日 ロイター] - 中国の董軍国防相は、シンガポールで今週末開催されるアジア安全保障会議（シャングリラ会合）を欠席する。

国防省報道官は２９日の会見で、人民解放軍国防大学の代表団を派遣すると述べたが、これ以上の詳細は明らかにしなかった。中国は例年、国防相を派遣、昨年はオースティン米国防長官（当時）と会談した。

米代表団と今回会談する可能性について報道官は確認せず、「中国は米中軍事関係を非常に重視しており、さまざまなレベルでの対話にオープンだ」と述べた。

米中の軍事関係はここ数カ月で悪化、バイデン政権時代に確立された実務レベルでの窓口は、トランプ政権発足以降は中断している。

会合には米国からヘグセス国防長官が初めて参加。３１日にはインド太平洋地域での米国防政策について講演する予定で、アジアの同盟国から注目されている。

米政府関係者は以前ロイターに対し、ヘグセス長官はアジアの同盟国に対し、米国は中国よりも優れたパートナーだと説得を試みるとの見方を示していた。

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