大阪矯正歯科グループが『歯列矯正の満足度調査』を実施 - 98%が矯正してよかったと回答
医療法人真摯会 大阪矯正歯科グループ(拠点:大阪市、理事長:松本正洋)は、2022年に実施した前回調査に続き、2025年9月に歯列矯正を経験した患者様を対象とした「矯正治療に関する満足度調査」を独自に実施しました。本調査は、矯正治療を受けた患者様のリアルな声を収集し、今後の治療環境やサービス向上に役立てることを目的としています。以下、その調査結果の概要をお知らせします。
<<調査結果サマリー>>
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「矯正してよかった」と回答した人は98%。前回調査(94%)からさらに上昇。
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矯正を始めた動機は「見た目の改善」が約63%と最多。「噛み合わせ改善」など機能面を挙げた回答は27%にとどまる。
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治療費は66万円以上かかった人が3分の2を占めやはり高額!しかし納得の高額投資とも?
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矯正装置は「マウスピース矯正」が50%で最多に。表側ワイヤー矯正(38%)を上回り、装置の主流が逆転。
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歯科医院選びの決め手は「通いやすさ(立地・アクセス)」が最多。次いで「評判の良さ」「ネット口コミの良さ」が続き、費用の明朗さや専門性も重視。紹介やかかりつけ経由は少数で、現代の患者は利便性と第三者評価を重視する傾向が見られた。
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矯正後に得られたメリットは「自信がついた」「見た目・顔の印象が改善した」が多数。周囲から「褒められた」「評価が上がった」という人もおり、審美面・心理面でプラスの変化を実感した人が6割超。
3年前の調査結果(満足度94%)をさらに上回り、今回は実に98%もの患者様が「満足」と回答されました。
矯正治療は決して安価ではなく、治療中には痛みや不便さなどのご苦労も伴います。
それでも、最終的にこれほど多くの方が満足を感じてくださっていることは、矯正治療が患者様の人生に確かな価値をもたらす医療であることを改めて示す結果となりました。
質問内容『何を求めて矯正をはじめた?』の結果です。
回答が分かれる結果となりましたが、歯や口元といった“見た目の改善”を目的とした方が全体の約63%を占めました。
中でも「出っ歯」の改善を挙げた方が最も多く、「受け口」や「上下前突(口ゴボ)」を大きく上回る結果に。
出っ歯は矯正によって改善できるという認識が広く浸透していることがうかがえます。
一方で、「噛み合わせ」など機能面の改善を目的とした回答は27%にとどまり、矯正治療を受ける動機としては依然として“見た目の改善”を重視する傾向が強いことが分かりました。
■質問『何を求めて矯正をはじめた?』内訳
※複数回答可
ガタガタな歯並びを治したかった
208人
35%
かみ合わせを治したかった
104人
18%
歯と口元の外見を治したかった(出っ歯、上顎前突)
92人
16%
歯と口元の外見を治したかった(受け口、反対咬合)
20人
3%
歯と口元の外見を治したかった(口ゴボ、上下前突、Eライン改善)
24人
4%
すきっ歯を治したかった
27人
5%
前歯が噛んでないのを治したかった
21人
3%
上の歯が下の歯を覆っているのを治したかった
15人
2%
顎や口腔トラブルの改善
21人
4%
将来への不安・予防目的
49人
8%
その他
12人
2%
質問内容『矯正にかかった総額費用は?』の結果です。
やはり矯正は全体的に高額でした。
66万円以上が67%と3分の2をしめ、さらに91万円以上という高額な費用をお支払いされた患者様が全体の50%もいました。
費用負担は決して小さくありませんが、今回の満足度98%という結果を踏まえると、多くの方が「納得できる結果を得るための高額投資」として受け止めていることがうかがえます。
質問内容『使った矯正装置は?』の結果です。
成人矯正では最も多かったのは「表側ワイヤー矯正」で47%を占めましたが(左図)、
現在の矯正装置のトレンドを把握するため、あわせて過去5年間に矯正治療を開始した患者様を対象に調査を行いました(右図)。
その結果、「マウスピース矯正」が50%で最も多く、「表側ワイヤー矯正」(38%)を上回る結果となり、装置の主流が逆転したことが明らかになりました。
マウスピース矯正の普及により、見た目や装着感への抵抗が軽減され、これまで矯正をためらっていた人々の治療開始を後押ししていることがうかがえます。
質問内容『その歯科医院に通院を決めた理由は?』の結果です。
成人矯正に限定して調べました。最も多かったのは「通いやすさ(立地・アクセス)」で全体の24%を占め、日常生活の中で無理なく通える環境が重視されていることがわかります。
次いで多かったのは「知人・地域での評判の良さ」「ネット口コミの良さ」で、第三者的な評価を求められる傾向が見られました。
また「料金の明朗さ・比較的安価」や「専門性・資格・実績」も上位に挙げられ、費用面と技術面のバランスを考慮している人が多いようです。
一方で「かかりつけ・家族の通院歴」や「紹介による安心感」といった、人的なつながりを理由とする割合は比較的少数にとどまりました。
現代の成人矯正ではネット情報とアクセスが医院選びの中心的要素となっていることがうかがえます。
■質問『その歯科医院に通院を決めた理由 【矯正を開始した時期19歳以上限定】』の内訳
※複数回答OK
通いやすさ(立地・アクセス):自宅や学校、職場から近い/駅近/徒歩や自転車で行けるなど
121人
24%
評判の良さ:知人・友人・地域での評判
63人
12%
ネット口コミの良さ:Googleマップでの評価、口コミサイトでの評判
57人
11%
かかりつけ・家族の通院歴:もともと治療や検診で通っていた/親や兄弟が通っていた/家族ぐるみでお世話になっていた
27人
5%
紹介による安心感:かかりつけ歯科や他院からの紹介/知人や親戚、職場関係者からの推薦
29人
6%
医師・スタッフの人柄・信頼性:丁寧な説明/無理な勧誘がない/優しい対応/院長やスタッフの人柄や雰囲気が良い
44人
8%
専門性・資格・実績:矯正歯科専門/矯正学会の認定医/症例数や実績が豊富/難しい症例や裏側矯正も対応可
48人
9%
料金の明朗さ・比較的安価:費用が良心的/料金体系が分かりやすい/モニター割引や保険適用がある
51人
10%
治療方針や内容が納得できた:抜歯しない方法/インビザラインや裏側矯正など希望する治療法に対応/説明が具体的で分かりやすい
35人
7%
医院の雰囲気・設備:院内が綺麗/清潔感がある/託児所がある/大きな病院や大学病院で安心
35人
7%
親・家族が決定
3人
1%
質問内容『矯正後に得られたメリットや心境の変化は?』の結果です。
「見た目・顔の印象が改善した」「自信が持てるようになった・笑顔が増えた」だけで40%を占めました。
見た目の改善が自己肯定感の向上につながっていることがうかがえます。
次いで「心理的コンプレックスが解消した」と続き、「周囲から褒められた・評価が上がった」もあわせると、審美面・心理面の変化を実感している人がトータル60%以上を占めました。
逆に「歯磨き・口腔ケアがしやすくなった」「噛み合わせ改善」など機能面の変化を感じている患者様は23%のみ。
やはり目的も結果も見た目に関わる割合が大きいようです。
また「後悔・不満の方が大きい」を選んだ患者様が6人しかいなかった事も、矯正の満足度を裏付ける結果となりました。
■質問『矯正後に得られたメリットや心境の変化は?』内訳
※複数回答OK
自信が持てるようになった・笑顔が増えた
181人
21%
周囲から褒められた・評価が上がった
73人
8%
見た目・顔の印象が改善した
166人
19%
心理的コンプレックスが解消した
113人
13%
噛み合わせ改善・食事が快適に
84人
10%
歯磨き・口腔ケアがしやすくなった
98人
11%
美容・健康意識が向上した
66人
8%
呼吸・発音・体調が改善した
13人
2%
長期的な安心感
59人
7%
後悔・不満の方が大きい
6人
1%
調査対象: 18歳~69歳までの歯列矯正経験のある男女対象地域: 全国調査期間: 2025年9月22日~9月28日調査方法: インターネットアンケート(クラウドワークス会員対象)有効回答数:
297人