ハッブル宇宙望遠鏡が史上3例目の恒星間天体「3I/ATLAS」を観測(sorae 宇宙へのポータルサイト)

こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が2025年7月21日に観測した彗星「3I/ATLAS(アトラス彗星)」。 ハワイの望遠鏡が観測した史上3例目の恒星間天体「3I/ATLAS」 彗星の特徴のひとつであるコマ(彗星の核から放出された物質でできた明るいぼんやりとした領域)が広がっている様子がわかります。 2025年7月初旬に発見された3I/ATLASは、2017年に発見された「1I/'Oumuamua(オウムアムア)」、2019年に発見された「2I/Borisov(ボリソフ彗星)」に続き、恒星間天体だと確認された3例目の天体として注目されています。 ハッブル宇宙望遠鏡の観測データを分析した研究者は、3I/ATLASの核の大きさは最大で5.6km、場合によっては320m程度だと推定しています(推定条件によって異なる)。 2025年8月12日の時点で、3I/ATLASは火星と木星の公転軌道の中間付近を移動していて、地球から約2.7天文単位、太陽から約3.1天文単位離れています。 太陽に最接近するのは2025年10月29日頃、地球に最接近するのは2025年12月19日頃で、最接近距離は太陽に対して約1.3天文単位、地球に対して約1.8天文単位。その後は太陽系の外に向かって再び飛び去っていくことになります。 この画像は、NASA=アメリカ航空宇宙局やESA=ヨーロッパ宇宙機関から2025年8月7日付で公開されています。 参考文献・出典 NASA - As NASA Missions Study Interstellar Comet, Hubble Makes Size Estimate ESA/Hubble - Hubble makes size estimate of interstellar comet

sorae編集部

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