ゼレンスキー氏「停戦はいつでも可能」、チェコで弾薬供与巡り協議

 チェコを訪問したウクライナのゼレンスキー大統領は4日、3年以上続くロシアとの戦争はいつでも停止することが可能だと述べ、ウクライナ支援国に、ロシアに強い停戦圧力をかけるよう呼びかけた。パベル大統領との共同会見。プラハで4日撮影(2025年 ロイター/Eva Korinkova)

[プラハ 4日 ロイター] - チェコを訪問したウクライナのゼレンスキー大統領は4日、3年以上続くロシアとの戦争はいつでも停止することが可能だと述べ、ウクライナ支援国に、ロシアに強い停戦圧力をかけるよう呼びかけた。

ゼレンスキー大統領は、チェコのパベル大統領との共同記者会見で「圧力を強化しなければ、ロシアは戦争を終わらせるための現実的な措置をとらないだろう」と指摘し「われわれは、停戦はいつでも可能であり、今日からでも可能であると信じている」と述べた。

ロシアのプーチン大統領は先週、第二次世界大戦での対ドイツ戦勝80年の記念日に合わせ8ー10日の3日間を実施すると表明した。

ゼレンスキー氏は、プーチン氏は9日の戦勝パレードで戦車を披露するより、「戦争を実際に終わらせる方法」を考えるべきだと指摘した。

パベル大統領は、ロシアはまだ停戦に向けた措置を進めるという意思を示していないと指摘した。

チェコは、2022年のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、ウクライナを強力に支援し、ウクライナへの弾薬供与計画を主導してきた。パベル氏は今年2月、ウクライナに対し過去1年に160万発の大口径弾薬が供与されたと述べていた。

ゼレンスキー氏は会見で、弾薬供与計画の下で2025年に180万発を受け取ることを期待すると述べた。

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