千代田区は自民、都民フが激戦 都議選情勢・毎日新聞調査/上

毎日新聞 2025/6/16 11:30(最終更新 6/16 15:43) 有料記事 2627文字
東京都議会議事堂=東京都新宿区で2021年6月1日午後2時44分、佐々木順一撮影

 22日投開票の東京都議選について、毎日新聞は14、15日、都内の有権者を対象にインターネット調査を実施し、取材内容を加味して情勢を探った。

 定数127に対し、自民党は公認候補だけで21議席、当選後の会派入りが確実な自民系無所属も含むと24議席を得られる見込みがあり、過去最低となった2017年選の23議席を上回る公算が大きい。最大で計40議席を超える可能性もあり、第1会派維持をうかがう。

 ただ全体の6割以上、無党派層に限れば8割以上が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。

 全42選挙区に関する情勢調査の結果は3回に分けて公開します。 上 千代田区など 中 大田区など(17日11時半に公開予定) 下 練馬区など(18日11時半に公開予定)

 各選挙区の立候補者一覧

千代田区(定数1)

 千代田区は元区議の林氏と前回選で板橋区から国替えし、当選した平氏が激しく競り合う。林氏は自民支持層を固め、年代別でも30代以下の支持を集める。平氏は小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」支持層の大半を固めている。共産党支持層をまとめている木村氏や、内田氏、柳沢氏は、知名度向上や無党派層への浸透が課題だ。佐藤氏は急きょ立候補した。

中央区(定数1)

 中央区は石島氏…

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